2019年 12月 10日 (火)

ベトナム「世界遺産」の地で驚いた 「観光客にスーツを買わせる」工夫とは

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納期「24時間」の凄さ

   このサービスの一番すごいところは、値段ではありません。

   値段でいえば、カンボジア・プノンペンには100ドルでジャケット、ズボン2着、ワイシャツ2着をオーダーメイドで作ってくれるところもあります。しかし、明らかにそこよりも優れているのが納期です。

   プノンペンの洋服屋は最低でも1週間かかります。これでは、在住者はともかく旅行者は(相当長期滞在する人以外)使うことができません。世界遺産の街ホイアンで商売をするなら旅行者を相手にするのが一番。そのために、24時間で作れる体制をしいたところがすごいのです。

   採寸を合理化したり、地価の高い旧市街の中に工房を作ったりしてでも、納期を短縮したところ。顧客のニーズを考え、それを満たすために全てを設計していく。

   100円ショップの商品が100円で売れるように大きさや数量、品質を決めていくように、ここでは24時間という納期のために設備や製法が決められているのです。

   「いい物ができたから売る」のではなく「顧客が求めているものを売る」あたりまえのことですが、それがしっかりできているホイアンの工房は非常に魅力的なところでした。

   ちなみに、プノンペンには観光客があまりこないため納期を短縮することにあまり意味はないかもしれませんが、もし納期を24時間に短縮することができ、アンコールワットがあるシェムリアップに店舗兼工房をつくることができたら、これはかなり大きなビジネスになる気がします。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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