入社して3か月までが勝負 気をつけるべき最重要ポイントとは

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   新入社員が入社して1か月が経とうとしています。ネットでは既に辞めた社員がいるということが出ていました。4月は新人研修の期間なので、研修で嫌になって辞める人はいます。

   私は、朝の電車で新入社員らしき人達が「研修嫌だな~」とか「行くのだるいわ」と話しているのを目にすることもあります。こういう風景を見る度に「まだまだここからがしんどいんだけどね」と心の中でつぶやいています。

先輩、上司と良好な人間関係を築く

スタートダッシュだ!
スタートダッシュだ!

   学生から社会人になるとガラッと状況が変わります。

   学校は面倒くさかったら行かないでサボることもできますが、会社は無断欠勤できません。嫌な友達とは話さなくても良いし、電話にも出なければ良いですが、会社では仕事で必要であれば嫌な人とも話さなければなりません。

   学校では与えられることが多く、あまり自分で考えなくても何とかなりますが、会社では自分で考えて行動することを求められます。

   学校ではそれほど厳しく成果を求められませんが、会社では成果を求められます。

   学生のうちは嫌いなことは避けることはできますが、会社では嫌なことでもやらなければなりません。

   このように学生の気分でいると、今までと違う状況に放り込まれるためギャップを感じて

   「こんなはずじゃなかった」と絶望感に陥った人が辞めていくのです。

   辞めていく理由はこれだけでなく、人間関係によるところが大きいです。

   新入社員が最初にやることは先輩、上司と良好な人間関係を築くことなのです。

   何をやればいいかというと、特殊なことや難しいことではなく、ごく当たり前のことをやればいいのです。


・挨拶をする
・時間を守る
・言われたことをやる
・素直に話を聞く


   このくらいのことがちゃんとできていれば、まずはOKです。

   最終的には自分で考えて行動できるような人材になって欲しいということがありますが、段階をふんで成長していければ良いと思います。

   ちなみに最初についたイメージをなかなか覆すことは難しいので、入社してから3か月までが勝負だと思って下さい。この間に「今度入った新入社員のAさん、けっこうイイ感じだよね」というように良いイメージを持たれると、この先仕事もしやすくなると思います。

「枠から外れたことができる社員が欲しい」の前提

   逆に、言うことを聞かずに主張ばかりしていると、

「こいつ、せっかく教えても反論ばかり言うし、やらないから面倒くさいな」

と思われると、この先挽回するのは難しいでしょう。

   経営者や人事担当は「枠から外れたことができる社員が欲しい」と言うことがあります。

   しかし実際のところ、基本的なことができていないのに勝手なことをやる社員は困る、とも言っています。

   つまり、まずは基本的なことをしっかりとやり、周囲と関係性を築く。それからチャレンジすれば良いと思います。

   会社の採用ページに「非常識人、集まれ!」と「出る杭歓迎!」といったようなキャッチを入れている会社がありますが、それを鵜呑みにして勝手なことをやると痛い目にあう確率大です。

   新入社員に限らずですが、通常は入社後の3か月間は試用期間を定められています。

   試用期間は、自社で本採用しても大丈夫かを見極める期間ですが、イメージづけをされる期間もあります。

   仕事ができるできないだけではなく、キャラクター等を見定められます。

   端的にいうとイイ人、普通、嫌な人と印象付けられるということです。

   ドラマや映画の主人公のように破天荒なことをやると、現実の世界では上手くいかないことが多いです。自分を出していきたいのであればまずは、会社から期待された役割、義務を果たしてからにした方が良いと思います。

   まずは周囲の人との関係性を良好にするという外堀をうめることで、自分を出すのはそれからだと思います。

   繰り返しになりますが、新入社員の皆さんはまず会社に慣れ、上司や先輩から可愛がられる社員になることをお勧めします!(野崎大輔)

野崎大輔(のざき・だいすけ)

大学卒業後に無職、離職を繰り返し社労士として独立し、企業の労使トラブルの解決に奔走する。2013 年7 月に自律型人材育成専門コンサルティングを行うデストロイ・ジャパン株式会社の創業メンバーに加わり、専務取締役に就任。社員が自発的に行動する組織作りに注力している。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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