「就活出遅れ組」の無自覚 いま気付くべき注意点とは
出遅れ組が先行組に追いつくには?
それでは、出遅れ組学生が就活を進めるうえでどうすればいいのでしょうか。
1:出遅れを素直に認める
出遅れたことは素直に認めましょう。
下手に取り繕おうとしても、ムダです。
出遅れたことを素直に認めたうえで、できることは何か、考えてみてください。
2:好きな業界・企業志望優先か、ひとまず内定か、どっち?
好きな業界・企業志望にこだわった場合、残酷なようですが、先行組に追いつくのはなかなか厳しいものがあります。
そもそも、選考をすでに終えている、あるいは、エントリーを締め切っている企業も4月以降、日々増加している段階にあります。
それでも、なお、好きな業界・企業にこだわるようであれば、就職留年も視野に入れなければなりません。
もし、好きな業界・企業にこだわらないのであれば、まだ挽回するチャンスはあります。
就職留年をしてでも志望業界・企業にこだわるのか、それとも、どこでもいいのでひとまず内定を取るのか、整理が必要です。
3:アルバイトをやめる
続けるにしても、週1回・3時間程度がいいところでしょう。それか、すっぱりやめて就活に専念すべきです。
4:キャリアセンターに行く
怒られたらどうしよう、なんて、言っている場合ではありません。遅れを取り戻すためにも、早く行ってください。
5:適性検査対策に着手する
特にそこの私立文系学生。数学が苦手、などと言っている場合ではありません。対策をしないと、門前払いに引っかかるだけです。
6:手あたり次第、会社説明会に出る
他の論客の同様の記事で、「インターンシップ参加を」とありましたが、4年生4~5月の段階でインターンシップ実施企業はベンチャー企業を除けば数えるほどしかありません。
それよりも、会社説明会の方が圧倒的に多く、志望業界・企業かどうかに関係なく、参加していくことをお勧めします。
7:大学の勉強を整理して話せるようにする
大学でどれだけ勉強したか、気にする企業が増えています。
特に、「出遅れパターン4:それ以外」の学生は要チェック。
出遅れたことを認めたうえで、それでも大学の勉強をちゃんと話せれば、見直される可能性が出てきます。
8月の選考解禁まであと3か月。まだまだ紆余曲折がありそうです。出遅れ組も腐らず頑張ってください。(石渡嶺司)