2019年 11月 12日 (火)

前田敦子と就職先人気ランキングとの意外な関係

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   就職情報会社の学情によれば、2015年(16年卒予定)の就職先人気ランキングの1位は全日本空輸(ANA)だそうだ。そして、7位には一旦破綻したJALが入っている。

   もしこれが情報操作されていないとすれば、なにか哀れな結果だが、これが学生の知識レベルということなのだろう。だからミスマッチが起こるわけだが。

単に知っている企業を挙げただけ?

第一志望です!
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   paypal創業者ピーター・ティールの本にこういう記述があった。アメリカの航空産業の利益は低く、「2012年には、平均の片道運賃178ドルのうち、航空会社の取り分はわずかに37セントだった」。利益率を比べたら、グーグルの100分の1に満たない。

   典型的なコモデティ化して儲からない産業だ。ここを目指す学生の理由が知りたい。

   正直、就職ランキングからは、読み取れることは何もない。就職活動を始めたばかりで、企業や世間のことなど何もわかっていない学生による投票だから、就職ランキングというより、単に知っている企業をクリックしただけの知名度調査に近いだろう。

   もしあなたが、野球に全く興味が無い人だとしよう。そういう人だけをあつめて、好きな野球選手のアンケートを取ったらどうなるか。

   1位が松井(秀喜)で、2位がイチローになる(もしくは逆)だろう。殆どのひとはその2人ぐらいしか知らない。そして、松井はすでに引退している。

大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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