2021年 3月 1日 (月)

いるいる、頭の整理ができていない新人 「雲・雨・傘」で考えよう

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考えるのは上司の仕事?

   先ほどの例で言うと、

   (1)自分の意見がないA君の場合は、記事のコピペ。事実やデータだけ持ってきて、その解釈や提言がまるでない。そしてそれで仕事をしたつもりでいて、考えるのは上司の仕事と思っている人です。

   (2)やたら正義感のあるBさんの場合は、なにか最初に結論があって、つまり何か通したい提言があるのですが、その根拠や理由などがほとんどなくて、たんなる自分の正義感や、自分の正しいと思っていること自体が根拠になってしまっている。提言の内容が検証できないという困ったパターンです。これは天然なので、反論しても禅問答のようなやりとりに陥りがちです。

   (3)は、客観的な事実と、自分の意見が区別できないC男です。こういうひとはデータと意見が違うという概念が確立してないことが多いようです。というか、自分の意見があまりないために、世間のブログ記事や友達の噂などをもとに、それが事実だと思っているパターン。これも天然な場合が多いです。

   じゃあ、どうすれば良いかというと難しいのですが、もうこれは、3つのレイヤーがあって、なにが欠けているのかをちゃんと認識してもらうほかない。

   そのためには、雲雨傘の例えはわかりやすいので理解は進むはず。自分の言ってることがちゃんと雲雨傘3つ揃っているかをチェックするというのが大事です。

   今回も拙書『コンサル一年目が学ぶこと』の「雲雨傘」という章から事例を取り上げて書きました。若手の皆さんが学ぶべき定番スキル30について、エピソード付きで紹介しています。心当たりがあるかたは、一度読んでみてください。学びがあるはずです。(大石哲之)

大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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