インドネシアのほっこり動画が話題 「小さな善意」が目白押し

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   フランスに拠点を置く大手飲料・食品メーカーのダノンが、米広告大手Y&Rのグループ子会社と協力してインドネシアで公開した、ミネラルウォーター「AQUA」の宣伝動画が話題になっている。

   AQUAは、インドネシアで最も飲まれているミネラルウォーター。今回の動画「Like a Water」は、2011年から続くAQUAのキャンペーン「The Goodness of Life」の一環として制作されたものである。

落ちた財布を拾ったとき、どうするか

落とした財布を拾った女性(左側)と仕掛け人(右側)が握手をかわすシーン
落とした財布を拾った女性(左側)と仕掛け人(右側)が握手をかわすシーン

   「Like a Warter」に込められた意味は、「流れる水のように、善意をひとからひとへと受け継いでいこう」というもので、動画の主人公はインドネシアに住むごく普通の人々だ。インドネシアの何気ない日常のなかで生まれる小さな善意の連鎖を映し出している。

   複数の動画があるなかでもっとも注目されているのは、妊婦、重い荷物を持った女性、財布を落とした男性といった仕掛け人が用意され、それを発見した人々の行動を隠しカメラで撮影したもの。まさにインドネシア人の善意を試すこの実験的な企画だ。

   バス停では、4回中3回の割合で妊婦に席を譲り、重い荷物を持った女性が階段を登る際には、10回中9回もの割合で手助けする光景が見られた。さらに、財布を落とす場面を見かけた人がどうするかを試したシーンでは、10回中7回の割合で拾って持ち主に届けていた。日本人に同じ実験をしたら、どのような結果が出るだろうか。

   この動画は2015年8月半ばに公開され、10日も経たないうちに86万回超も再生されている。また、専用のキャンペーンサイトも開設され、そこではキャンペーン実施の経緯や鉄道のガードマン・警察官といった人々の善意に基づく活動をインタビューしたコンテンツが公開されている。

   「Pay it Forward(恩送り)」というのは有名な言葉だが、ひとからひとへと善意がつながっていく瞬間はみていて気持ちのよいものだ。(文:井上美穂、編集:岡徳之)

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