2019年 11月 21日 (木)

コメ離れを解消する(?)炊飯器 「本当のイノベーション」を考える

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   先月は、東京の実家に短期滞在した。

   冷蔵庫をあけると、おかずは残り物があったし、大好きな納豆もあったので、ご飯でも食べようとおもった。しかし、肝心の白米がない。

   しょうがないので、コメを研いで、炊飯器にセットして、炊飯ボタンをおした。

   しかし、待てども待てども炊き上がらない。

   表示をみると、残り50分とあるではないか。

   まじかこれ。じっくり蒸らしの、釜炊きモードみたいなのを選択してしまったので、炊きあがるまでに1時間はかかるらしい。

時間がかかり過ぎて面倒臭い

もっと気軽に味わうには・・・
もっと気軽に味わうには・・・

   そんなに待ってられるかとおもい、急速炊飯にモードを変更しようとしたが、これができない。

   キャンセルができないのだ。炊き方が違うから途中でキャンセル出来ないのだろう。

   取り消しボタンを押しても、キャンセルされないし、蓋を開けようとおもってもロックされてしまっている。 一度炊き始めたら、蓋さえあけられない親切な仕様なのだ。

   むりくり開けようとしたら、すきまから蒸気がでてきて手を直撃。あやうくやけどをするところだった。

   どうもこの炊飯器、急速炊飯にしたところで、なんと35分もかかるらしい。

   急速というと10分とかのイメージだが、35分もかかる。

   これでは、まったく現代人のライフスタイルにマッチしていない。

   オンデマンドでいろいろ食べたい人にとって、35分とか、ましてや1時間もコメだけのために待つとなると、コメを食べる気力が失われてしまうようだ。これに研いだり、水につける時間もくわえると、

   1時間半くらいまえから計画しないとコメが出来上がらないのではないか。

   若者のコメ離れというのを聞くことがあるが、こんなに面倒臭かったら、コメを炊くより、パスタやうどんといった、鍋一つで10分で調理できるほうになびくのも致し方ない。

大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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