「ビジネス書」は役に立つのか 「読書の量と質」と年収の関係

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   「読書? 忙しくて、そんな暇はないよ!」という人は多いだろう。多忙を極めるビジネスパーソンらにとって、読書時間を確保するのは至難の業・・・だが、世界の名だたる成功者らは、多忙な合間をぬって、とんでもない量の読書をこなしているらしい。

   リーディング&カンパニー(本社・東京)代表の、夏目力氏によるコラム、「ビル・ゲイツなど、大富豪の読書量は、年収300万円の人の38倍 『でも、有名になりたくて、仕方がないミーハー著者の本を読んでも何も変わらない。』」(2015年9月)が引用した調査結果によると、20~30代のビジネスマンは「1か月平均0.26冊」の本を読むのに対し、30代で「年収3000万円」の人は、「平均9.88冊」の本を読むそうだ。その差は、実に「約38倍」。アメリカの調査でも、ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットのような大富豪が「1日30分以上」読書しているのに対し、「年収300万前後」の人たちで「1日30分以上」読書する習慣がある人は、わずか2%だったという。ネットではこのコラムをめぐって、反響が相次いでいる。

「ビル・ゲイツらは、良い本を大量に読む」

ふむふむ
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   コラムでは、ビル・ゲイツのような富豪たちが、「『良い本』を『大量』に読んでいる」のに対し、普通の人が手に取りがちな、「あなたを変える」とか、「絶対にうまくいく」など、分かりやすいタイトルのビジネス本は、効果が限定的と解説。文字が大きくて、「こうすれば結果が出る」と指南してくれる本は、ついに手に取りたくなる。が、「年収アップ」の観点からすれば、それほど意味はないのか・・・。「耳が痛い」と感じた人も、いるかもしれない。

   ツイッターでは、「最近ビジネス本ばかり見てしまう」という人が、「昨日は夜中の12時から読み始めたビジネスのハウツー本がめちゃくちゃ面白くて、一気読み。そこからやる気がみなぎって、仕事の仕込みを早朝の4時半までやった。で、今日の朝寝坊した・・・」と、つぶやいているのが見つかった。ビジネス本を読んで寝坊とは、ちょっと悲しい。

   ほかにも、「何かとハウツー本ばかり買う父。ちゃんと1冊1冊、読破はしてるんだろうけど、これと言った変化が見られない。なぜ買ったのかいつも不思議に思う」と、手厳しい声もあった。

「プレゼン術系はためになる」

   一方、「ビジネス書やハウツー本、結構役立つ」という人もいる。

   ツイッターでは、「ビジネス書面白い。多分、今の自分が転換期だからだと思うけど、ためになることがたくさんある。今日1日で買った3冊読んじゃう!」とか、「ビジネス書の中でも、人生とか、生き方とか成功について書かれた本はクソだけど、プレゼンとか資料作成のノウハウ本は良いと思う」などの意見が見つかった。

   「ビジネス書を読んだら、その中の1つだけでも実行するように心掛けるといいよね」とか、「出典はビジネス書なんだけど、『決断する行為そのものが、その決断が正しいかより重要である』ってことを言っていて、ことあるごとに思い出します」なんて声も。仕事に活かしている人も、ちらほらいるようだ。

   ただ、こんなつぶやきも・・・。「本をどっちゃり捨てた。ビジネス書やら新書やら、合わせて50冊。社会人になりたてのころに買った本など、『なんでこんなアホみたいなもの買ったんだろう』というものが多くて胸が熱くなった」。なんだか、ちょっと切ない。(KH)

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