2024年 4月 27日 (土)

ストレスチェックが「藪蛇」に? そうならないタメに必要なコト

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社員が「休まず、遅れず、働かず」になってしまう?

   ストレスチェック導入のキーパーソンは、あなたの会社の人事部長だ。

   よく理解している人事部長がいる一方、何度話して聞かせてもわからない部長もたまにいる。

   こんな部長には、「時代は急速にチェンジしています。会社がストレスチェック導入の前に、しなければならないのは、あなたの頭のチェンジです」と言いたくなる。

   まず、「なぜ、ストレスチェックが義務化されたのか、どのようにしたら良いのかが、しっかりと理解されていなければいけない」のだ。

   「何のためにストレスチェックを導入するのですか?そのストレスチェックは心の健康のためだけでなく、生産性や人材育成にも効果的ですか?

   ストレスチェックを実施すれば、うつ病の社員や、精神疾患による休職者は減りますか?

   そして、何より社員が元気になりますか?ストレスチェックをしたら、うつ病に仕立て上げられるのがイヤで、『休まず、遅れず、働かず』の社員が増えてきた会社をいくつも見てきました。こんな心配はありませんか?」

   あなたの会社の人事部長は、これにしっかりと答えられるか?

   原則論になるが、まず、社員の「メンタルヘルス対策」のためには、経営者、人事部長らが「社員の健康を守りながら、業績をあげる」という不退転の決意が不可欠なのだ。(佐藤隆)

佐藤隆(さとう・たかし)
現在、「総合心理教育研究所」主宰。グロービス経営大学院教授。カナダストレス研究所研究員。臨床心理学や精神保健学などを専攻。これまでに、東海大学短期大学部の学科長などを務め、学術活動だけでなく、多数の企業の管理職向け研修にも携わる。著書に『ストレスと上手につき合う法』『職場のメンタルヘルス実践ガイド』など多数。
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