「非正規の産休」へのあらぬ誤解 4割以上も「取得なし」の背景

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   契約社員や派遣社員といった非正規雇用で働いていたときに妊娠経験のある女性のうち、非正規でも産休を取れることを知っていた人の44%が取得していなかったことが、マタニティーハラスメント(マタハラ)の被害者を支援するNPO法人「マタハラNet」の調査でわかった。2015年11月25日、発表した。上司などの産休制度への理解不足が背景にあるとみられる。

「マタハラを受けて辞めた」例も

背景に上司らの理解不足
背景に上司らの理解不足

   産休の取得ついては、雇用形態にかかわらず、6週間以内に出産予定の女性が休業を請求した場合、働かせてはならないと定めている(労働基準法65条)。産後も出産翌日から8週間は働かせてはならないとある。

   調査によると、非正規雇用でも産休を取得できることは72.8%の女性が知っていたが、このうちの44.3%は取得しなかった。未取得の理由(複数回答)としては、54.9%が「上司や担当者から仕事を辞めるよう促されるマタハラを受けて辞めたか、雇い止めされた」と回答。「上司などから『非正規社員には産休制度がない・利用できない』と言われたから」と答えた女性も21.6%いた。

   職場復帰についても、81%が「出産後も働き続けたい」と考えていたが、このうち実際に産休・育休を取って職場復帰できたのは24%にとどまった。

   調査は9月、契約社員や派遣社員、パートなどとして働きながら妊娠した経験のある全国の20~50歳を対象に実施。158人から回答を得た。

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