資生堂が久々に「国内工場を新設」のワケ その狙いとアジアとの関係

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   資生堂は2016年2月3日、大阪府茨木市に新たな化粧品工場を建設すると発表した。土地の取得費用などを含めた投資総額は400億円。現在の大阪工場(大阪市)の生産機能を移転するほか、敷地内に新しい物流拠点「関西統合センター(仮称)」も新設することで、アジアで需要が高まっている高品質なスキンケア化粧品などの生産・供給体制を強化する。

2020年度中に稼働開始の計画

国内新工場の設立を発表した資生堂(同社HPより)
国内新工場の設立を発表した資生堂(同社HPより)

   新工場は、大阪府茨木市の彩都東部地区で、敷地面積は7万2350平方メートルと、現在の大阪工場の約2倍に相当。大阪市と京都市の中間にあって交通の便がよく、大阪工場からも近い。大阪工場の従業員約900人は新工場に異動する。

   新工場は2018年度中に着工。20年度中には稼働を開始する計画。資生堂の現在稼働中の国内3工場のうち、最も新しいのは久喜工場(埼玉県久喜市)で1983年に設立された。

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