正社員8年ぶり増加 「バイトから転換」も目立つ

   正社員が8年ぶりに増加した。総務省が2016年2月16日に発表した労働力調査(2015年版)によると、正社員数は前年から26万人増えて3304万人になった。景気回復を背景に、企業が積極的に正社員の雇用を進めていることを裏付けた。

増加数で正社員が非正規社員を上回る

女性の正社員は、前年より23万人増
女性の正社員は、前年より23万人増

   雇用者数は5284万人と44万人の増加。増加の内訳は、正社員が26万人、非正規社員が18万人だった。総務省は、調査方法が違うために単純比較できないとしたうえで、増加数で正社員が非正規社員を上回るのは21年ぶりになるという。

   働いていなかった女性や高齢者の雇用が増えたほか、外食業や小売業を中心にパートやアルバイトから正社員に職種転換するケースも目立った。女性の正社員は1042万人と前年から23万人増え、65歳以上の高齢者も93万人と7万人増えた。

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