2019年 10月 21日 (月)

都知事のふり見てわがふり直せ 経営者の公私混同、諌めるものは

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   舛添要一東京都知事の政治資金をめぐる公私混同問題は、世の経営者の皆さんにもちょっとした波紋を広げているようです。問題発覚からのここ1か月ほどの間、お目にかかった経営者の皆さんから事件についてのさまざまな意見をいただいています。その代表的な意見は、次の2つです。

同じ経営者でも異なる捉え方

ガソリン代も会社もち
ガソリン代も会社もち

   舛添都知事と同年代のオーナー社長A氏。

「彼は税金という、自分で稼いだわけではないカネを私的流用したのですから、そこは厳しく追及されてもやむを得ないでしょう。我々は自ら稼いだカネで動いている企業経営者だから、仮に社用車をプライベート兼用車として使っても、誰からもとがめられるわけじゃない。つくづく税金で食べさせてもらっている身でなくてよかった、と思いますよ」

   同年代の社長でも、サラリーマン社長B氏は見解が違います。

「この一件、他人事とは思えないですね。公私の別をしっかりつけることを、政治家であろうと企業経営者であろうと、実権を握ったその日から心しないといけません。『この程度はいいんじゃないか』という甘い誘惑が日々そこらじゅうにあります。しかし、ちょっとした公私混同でも、社員から見たら信頼感を失わせる大きな過ちです」

   同じ経営者でも受け止め方が随分違うものだと、私自身ちょっと驚きました。表面上だけで見ると、オーナー社長とサラリーマン社長の違い、で片づけられそうな話なのですが、果たしてそうなのでしょうか。よくよく考えてみると、どうもその根底には、さらに着目すべき重要な違いがありそうな気がしました。

   以前こんなことがありました。

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。 連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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