2019年 11月 20日 (水)

都知事のふり見てわがふり直せ 経営者の公私混同、諌めるものは

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忘れてはいけない視線と目線

   ここで冒頭のA氏とB氏の発言を吟味すると、オーナー企業社長のA氏はサラリーマン社長のB氏に比べて社員視線も社員目線も著しく欠けている、ということなのではないかと思えます。もちろんその違いが、社長自身に社員経験があるか否かに由来することは否定できません。

   そうなのです。オーナー社長、特に創業者は社員経験がないのが一般的。二代目、三代目でも、親の会社で普通に社員経験をするケースはごくまれ。社長になることを意識して自社に入っている以上、一般社員が社長をどんな視線や目線で見ているのかなど知る由もないでしょう。社員視線、社員目線を忘れがち――オーナー社長の陥りやすい落とし穴が、そこにはあるのではないかと思うのです。

   この話を舛添都知事に引き寄せて言うなら、知事に欠けていたのは都民視線と都民目線。同じリーダーとして一番欠いてはいけないものが、やはり欠けていたのかもしれません。

   A社長をはじめとする世のオーナー経営者の皆さん、連日メディアで厳しい追及を受ける都知事の姿を見て、はたして自分はリーダーとして社員視線、社員目線を忘れていないか、と自問自答してみる必要がありはしませんか。(大関暁夫)

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。 連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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