2024年 4月 19日 (金)

「夢の国」腹いっぱい食べたければここ 多少「薄味」かもしれませんが

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   2016年6月16日、上海ディズニーランドが開園しました! ということで、今回の話題はディズニーランド。

   近年、入場料が値上げされたり、キャストの労使問題が起こったり、ディズニーシーの入場者数がUSJに抜かれたりと、よからぬ話ばかりが伝えられる東京ディズニーリゾート。とはいえ、その人気は東南アジアにも及んでおり、日本へのパッケージツアーには、かなりの確率でディズニーランドが組み込まれています。

待つこと5分から15分

   おかげで、アトラクションは相変わらずの長蛇の列。ひとつの乗り物に乗るのに何時間も待つこともしばしば。1日かけて3、4個のアトラクションに乗って、地べたに座りながらパレードを見て帰ってくるなんてのが、お決まりのコースになっていると思います。

いまやディズニーが香港の魅力のひとつ
いまやディズニーが香港の魅力のひとつ

   どうにか混雑なしでディズニーランドを楽しめないか? そういう人におすすめなのが、香港ディズニーランドです。

   香港ディズニーは、空港と市内の間にあり、空港からも市内からも電車で気軽に行くことができます。入場料は539香港ドル(約7250円)、東京(7400円)とほぼ変わりません。

   ここの特徴は、とにかく空いていることです。

   私は、土曜日に気合いを入れて開場の時間に行き、ファストパス(人気のアトラクションに並ばずに乗れるチケット)を取りに行ったのですが、そもそもファストパスの対象アトラクションが2つしかありません。しかも、その2つとも、待ち時間が15分くらいです。

   園内を歩き回ってみても、どのアトラクションも待ち時間は5分から15分。ちなみに、待ち時間5分というのは、普通に歩いて行って乗り物に乗るだけなので、ほとんど待つ感覚がありません。

向こう5年はお腹空かない

   香港ディズニーは、「世界一小さいディズニーランド」と言われており、アトラクションの数も東京と比べて少ないです。そのため、夕方にはすべてのアトラクションに乗り終えてしまいます。

   その頃には、園内のお客さんの数はさらに減っており、スペースマウンテンやバズ・ライトイヤーのアストロブラスターなどの、東京ディズニーにもある人気アトラクションすらも待ち時間がほぼゼロで、繰り返し何回でも乗れます。

   夜になるとパレードがあり、シンデレラ城ならぬ「眠れる森の美女の城」にプロジェクトマッピングで雪の女王が投影され、氷の城が再現されます。

   こんな感じで、1日フルコース山盛り一杯ディズニーランド体験すると、さすがにお腹いっぱいになり、向こう5年くらいは行かなくてもいいか、くらいの感覚になります。東京ディズニーランドは、混雑のゆえにあまりアトラクションに乗れず、次はアレに乗りたい......と空腹感を残して帰り道につかせるところが、人気の秘訣なんでしょうね。

   香港ディズニーランドは、規模や清掃の行きとどき具合、スタッフのやる気などの面で、東京ディズニーランドと比べてかなり「夢の国度」が落ちます。ただ、現実に、東京と同じアトラクションに同じ値段で待ち時間ほぼゼロで乗れるというメリットがあります。

   現実派で、夢の国を効率よく体験したい皆様におすすめです!(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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