2020年 12月 4日 (金)

夢は夢として後半戦に臨もう 敗者復活を支援するシステムも

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   リクルートキャリア・就職みらい研究所の速報値によると、2017年卒の内定率は6月1日時点で52.4%。選考解禁の時点で半数が内定もちであることを示しています。昨年の2016年卒は選考解禁の8月1日時点で65.3%でした。選考解禁を守らない企業が少しは減った、ということでしょうか。

   さて、決まっていく学生はいいのですが、問題は決まらない学生です。

   コミュニケーション能力が不足、など就活以前の問題が原因という人は、学生が思っているほど多くはありません。多いのは「就活の行動量が少ない」、「就活のスタートが遅い」、そして「向いていない業界・分野を無理に志望している」という3パターンのいずれか。今回は3番目のパターンの学生を支援する「敗者復活のシステム化」がテーマです。

空回りの遠因は「夢」あおり?

捨てられない夢もあるだろうが
捨てられない夢もあるだろうが

   自分に向いてもいない業界や分野、職種をかたくなに追及する学生が一定数います。就活の序盤であれば、「記念受験だから」「ひとまず志望して、ダメならあきらめる」という学生が多数いても不思議ではありません。

   しかし、中盤から終盤にかけてもなお、あきらめない学生もいるわけで、そこまでいくと見ていて痛々しい限り。彼らに話を聞くと、

「一度、決めた夢をあきらめるのはいや」
「あきらめたら、負け組だと思う」

   どっからそういう発想が出て来るのか、と探っていくと、高校以前のキャリア教育にたどり着きました。「夢を実現しよう。そのための進路選択をしよう」と教えるもの。

   それがすべて間違っているとまでは言いません。しかし、夢に振り回されすぎて、現実的な選択を取れないのも、「なんだかなあ」と思う次第です。

   就活に失敗した学生に対する企業側の見方は分かれます。2016年6月13日付の当コラム「第一志望にふられ岐路に立つ学生よ 再アタックもいいが進むべきはこの道」で書いた「就活留年」と同様、歓迎派と否定派がいます。

   歓迎派は、「自分の適性などに合わない企業を志望するのはよくあること。うちに向いているかどうかは別問題」と言います。否定派は、「どの業界であれ、他の企業を受けて失敗した学生がうちに向いているとは思えない」。どちらが正しいというものでもなく、全部の企業が否定派でもないので、敗者復活のチャンスはいくらでもあり得るということになります。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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