三菱自動車、会長に日産社長ゴーン氏 益子社長も留任

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   日産自動車は、燃費データの不正問題が発覚した三菱自動車工業の新しい会長にカルロス・ゴ―ン社長が就任する人事を決めたと、2016年10月20日に正式発表した。日産は同日、三菱自の株式の約34%を2373億円余りで取得し、事実上の傘下に収めた。ゴーン氏の手腕で、三菱自の経営体制を刷新する。

日産のカルロス・ゴーン社長
日産のカルロス・ゴーン社長

   ゴ―ン社長は62歳。1999年にフランスの「ルノー」から当時、経営危機に陥っていた日産に派遣され、業績をV字回復させた。その後、17年にわたって日産の経営トップを務めている。

   一方、三菱自の益子修会長兼社長は一連の燃費不正問題の責任をとるため、年内をメドに退任する意向を示していたが、日産からの要請を受けて社長にとどまることに決まった。三菱自は12月14日に臨時の株主総会を開き、今回の人事を正式に決めることにしている。

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