2020年 7月 12日 (日)

性格合わなくても心開いてみろ それが上司と付き合うコツ(江上剛)

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「仕事はできるけれども、どうも尊敬できない上司がいます。どう接すればいいのでしょうか」

   あなたの質問はおかしくないか? 仕事ができるのに尊敬できないってどういうことなのかな?

   あなたは仕事をしているんだろう? だったら仕事ができる上司は尊敬の対象になるだろう。私は、若いころは仕事のできる上司の煙草の吸い方まで真似をしたものだ。その人になりたいと思ったからね。

仕事は全人格的なところがある

心を開いていい関係を結ぶ
心を開いていい関係を結ぶ

   尊敬できないというのは、例えば金に汚いとか、服装が乱れているとか、セクハラ、パワハラ三昧だとか、その上司の私的な性格、態度に問題があるのかな?

   あるいはゴマすり? 部下の成果を横取りする? あなたと性格が合わなくて何かといじめる?

   言っておくけど、仕事って全人格的なところがあるから、ただ単に成績をあげるからいいってものではない。上司として部下を育てなければならない。部下を育てるには、部下の尊敬を得なければならない。

   スポーツ選手がコーチから厳しい特訓を強いられて、その時は、鬼と思っていてもオリンピックで金メダルを取ることができれば、そのコーチは鬼には見えなくなる。あの厳しい特訓は、この栄光のためだったのだと感謝するだろう。

   特訓中は、選手たちは気付いていないかもしれないが、厳しい特訓についていくにはコーチに対する尊敬が絶対に必要だ。尊敬しない、軽蔑しているコーチの厳しい指導なんて受けられるはずがない。

江上 剛
江上 剛(えがみ・ごう)
作家。1954年兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。同行築地支店長などを務める。2002年『非情銀行』で作家としてデビュー。03年に銀行を退職。『不当買収』『企業戦士』『小説 金融庁』など経済小説を数多く発表する。ビジネス書も手がけ、近著に『会社という病』(講談社+α新書)がある。
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