2020年 8月 8日 (土)

「年配の同僚」は寂しいのかも しかも役立ちたいと思っている(江上剛)

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「職場にいる、自分の父親のような年の社員がまったく働きません。そのしわ寄せが自分にきます」

   いますよね。こういう人。かつては部長とか役職についていたんだけど、役職定年になって部付になってね。机だけはどんと与えられているんだけど、仕事は具体的にない。

  • 「一緒に飲みませんか」と声をかけたらどうか
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文句言いたい気持ち、分かる

   部員の相談やかつての人脈を生かして営業などの支援をしてくださいって言われているんだね。

   だけど、ついこの間まで偉かったものだから、その時の習性が直っていない。頭が切り替わっていない。相変わらず「おい、お茶」「おい、コピー」なんて部員に言ったり、お茶を飲んでは「えへん」とか「うふん」とか喉を詰まらせたような年寄り臭い咳をしたり、鼻毛を抜いてまじまじとそれを見つめたり......。

   ああ、嫌だな。だけど課長たちは、かつての上司だから、腫れ物に触るようにあまり文句も言わない。部下にとってみれば、邪魔な存在でしかない。

   「何様!」と文句の一つも言いたくなる気持ち、よく分かるな。

   彼をあなたが迷惑に思うのは当然だけど、いい会社だと思えないかな。そんな人にもちゃんと給料を払ってくれるんだものね。あなたも安心して働けるじゃないのさ。彼の姿が将来の自分の姿だと思えばいいんじゃないの。思えないって?   そうだね。

   彼は寂しいんじゃないかな。仕事人間としてやってきて、それが一番の楽しみだったのにそれを取り上げられてしまったわけだから、何をしていいか分からないんじゃないかな。

江上 剛
江上 剛(えがみ・ごう)
作家。1954年兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。同行築地支店長などを務める。2002年『非情銀行』で作家としてデビュー。03年に銀行を退職。『不当買収』『企業戦士』『小説 金融庁』など経済小説を数多く発表する。ビジネス書も手がけ、近著に『会社という病』(講談社+α新書)がある。
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