女性の4人に1人が「管理職イヤ」 「モヤっとする」ワケとは?

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   2016年4月に「女性活躍推進法」が施行されて、まもなく1年。政府は「一億総活躍社会」「女性が輝く社会」を目標に掲げているが、女性たちを取り巻く環境や、当の女性たちには何か変化があったのだろうか――。

  • 多くの女性が「管理職はNO」… (SMBCコンシューマーファイナンス調べ)
    多くの女性が「管理職はNO」… (SMBCコンシューマーファイナンス調べ)

管理職、年収800万円あればいいかも

   SMBCコンシューマーファイナンスが30~49歳の男女を対象に、インターネットで「30代・40代の金銭感覚についての意識調査 2017」(1月17日~19日、有効サンプル1000人)を実施したところ、働く女性の4人に1人が「年収がどんなに多くても管理職にはなりたくない」と考えていることが分かった。

   現在、正規雇用(正社員・正規職員)の409人(男性330人、女性79人)に、「管理職で働こうと思える個人年収」を聞いたところ、もっとも多かったのが「年収1000万円以上あれば」の23.7%。次に「年収700万円あれば」が13.4%、「年収800万円あれば」は13.2%と続いている。

   管理職として「年収700万円」が提示された場合、働きたい割合は累計で44.9%と半数に満たず、「年収800万円」でようやく58.1%と半数を超えた。やはり責務を担うには、それなりの報酬がほしいというのが偽らざる心情のようだ。

   ただ、その一方で「年収がどんなに多くても、(管理職を)したいと思えない」と答える人が15.4%もいた。男女別でみると、男性が12.4%。女性は27.8%で、男性の2倍以上にのぼった。女性の4人に1人は「いくらもらっても管理職はごめん」と考えているようだ。

   はたして、その理由は...... ツイッターをみると、

「女性が子育てもしつつ仕事も望んで管理職まで上り詰めるのは難しい。時短で管理職になれるほど甘くはない」
「性別問わず、管理職を目指すと転勤が条件になる(ことが多い)。個人的には、『活躍』とは、男女双方が仕事と家庭の両立ができること。転勤や単身赴任というのは、男女の一方の活躍を阻害している気がする」
「女性の管理職が少ない原因として、ハードな働き方が全く羨ましくないって事がある。ああはなりたくないと思う」
「弊社の女性管理職には、女帝とか魔女とか呼ばれる癖のある方が多い。女性活躍たってああなってまで、管理職になりたくない、ってますますなっていく悪循環なのだけど」

などと、「家庭との両立が難しい」とする意見や「ロールモデルがいない」と嘆く声が上がっていた。

管理職の女性は「女性じゃない」?

   一方、実際に管理職に就いている女性からは、

「自分の事を考えるとモヤモヤする。やっぱり、時短勤務で子育て中の管理職なんて頑張っても評価されないよね」
「管理職といっても名前だけのひよっこなので恐縮ですが。お子さんがいると本当に大変で、ケアが必要なことは分かるのですが、私のような独身はケアする対象じゃない、もっというと『女性じゃない』と言われているように感じることがあり、苦笑いしてしまいますね...」
「昨日は管理職の新年会。いやーすごい世界だった。50人の中に女性私1人。社長詣が始まったり、役員詣でが始まったり...。ザ・男社会を目の当たりにしてきました」

と、各々が心情を吐露するつぶやきが見つかった。

   働く女性の中には管理職としてバリバリ働きたいという人も少なくないようだが、まだまだ働きやすいとはいえない状況が垣間見られる。

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