2024年 3月 19日 (火)

スーツにリュック姿は... 「アリ」の人が増えている理由

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   ビジネスマンの間で、リュックを使う人が東日本大震災以降、増えてきている。カバンメーカー大手エースでは、「ビジネスリュック」の販売売上高が2011年と比べ、2016年は489%に増加している。

   健康ブームで自転車通勤をする人が増えたことや、スマホの普及で、両手が空けられることが人気の背景にあるようだ。

  • カバンメーカー「エース」のリュックタイプ「evl3.0」
    カバンメーカー「エース」のリュックタイプ「evl3.0」
  • カバンメーカー「エース」のリュックタイプ「evl3.0」

使い勝手がいい

   ビジネススタイルのリュックは、スリーウェイタイプが人気だ。スリーウェイとは、従来の「ブリーフバッグ」のように手で持つことができるタイプ。ショルダーバッグのように肩掛けできるタイプ。そして両肩に掛けられるリュックタイプの3つのスタイルのことだ。

   J-CASTニュースの取材に対し、エース広報課は2017年4月20日、「健康ブームや東日本大震災の帰宅難民問題があったことから、『リュックのほうがラク』という風潮が出始め、それが今でも拡大しているのが人気の理由だと考えております」と答えた。

   2011年夏には、原発停止の影響で電気の節約を企業に求める動きもあり、「スーパークールビズ」という考え方も出始めた。夏にポロシャツを着るようになり、ビジネスシーンでファッション性が見られるようになった。「ダークスーツにブリーフバッグ」という従来の考え方が崩れ、「スーツにリュックもアリ」という考え方が定着してきたという。

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