2021年 2月 27日 (土)

イマドキ新人は「仕事が楽しくない」? 変わるのはアナタだ!(江上剛)

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若者とアナタでは楽しさの基準が違う

   要するに、若者は楽しくないのではなく、あなたと楽しさの基準が違うだけだということ。それでどうするかと言えば、先ほどの演出家のように若者と徹底的にぶつかって、新しい関係を構築していくしかない。

   演出家は自分の芝居のイメージがある。それが絶対だと思っている。それをぶつける。若者は反応しない。楽しくも面白くもないからだ。仕方がないので言われた通りに演技はするが、心が籠っていないため、演出家は不満だ。それでもっと議論する。喧嘩腰だ。徐々に若者が自分の意見を言いだす。何が自分たちにとって興味のあることなのか。何が嬉しいのか。何に感動するのか。若者の口から出てきた言葉に演出家は驚く。それは今まで自分が気付かなかったことだからだ。

   演出家は、若者の意見を取り入れ、新しい演出を試みる。すると、そうしたことだろうか。過去に演じた劇なのに、まったく新しい劇になったではないか。演出家と若者が共同でつくり上げた新しい芝居が完成したのだ。

   この例なら少しは感じが分かるかな。「アドバイス」なんていう上から目線ではなく、若者と新しい何かを造り上げてみようよ。あなたも変わるから。あなたの心にも新しい襞ができるから。

江上 剛
江上 剛(えがみ・ごう)
作家。1954年兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。同行築地支店長などを務める。2002年『非情銀行』で作家としてデビュー。03年に銀行を退職。『不当買収』『企業戦士』『小説 金融庁』など経済小説を数多く発表する。ビジネス書も手がけ、近著に『会社という病』(講談社+α新書)がある。
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