ケチくさいのは親譲り!? 高級ホテルで魅せた北条家の団結力

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   何年かぶりで、両親と旅行に来ている。場所は長野の上高地。宿泊場所はいろいろとあったものの、今までの家族旅行で1番高いのではないかと思われる、某高級ホテルだ。

   父と母、そして娘の私で、素晴らしいおもてなしを堪能しているのだが、先ほど気づいてしまった。私がケチくさいのは、完全に「親譲り」ということに。

  • 「蛙の子は蛙」のケチっぷり……
    「蛙の子は蛙」のケチっぷり……

ホテルのアメニティを3人で使い回す

   ホテルの部屋に入って、まずやることといえば、「風呂場付近におけるアメニティの確認」と、「ドリップコーヒーなど、無料飲料の充実度の検証」である。この2つが充実していると、一気に旅の満足度が上がった気になるから不思議だ。

   今回泊まった上高地のホテルは、とにかくアメニティ類が豪華であった。ちょっとよさそうな瓶に入ったスキンケア化粧品が、男性用、女性用とそれぞれたっぷり用意されている。さらにはヘアケア、ボディケアグッズも豊富で、ビジネスホテルのそれとは比べものにならないほど素晴らしい...... と。

   しかし、このような確認作業を真っ先に終わらせていたのは、私ではなく父であった。

   部屋に入って、すぐに風呂場の確認作業へ向かった父は、「このボディソープとシャンプー、残りは父さんが持って帰るから、3人で1つしか開けないでおこう」と言い出したのである。

   「そんなに持って帰ってどうするのか」と聞くと、「出張で安いビジネスホテルに泊まった時、このアメニティを使えるじゃないか」と言う。私とまったく同じ思考回路だ。久しぶりの家族旅行で、のっけから「蛙の子は蛙」。しかも、ホテルの歯ブラシについている「歯磨き粉」まで家族で1本を使い回し、残りを持って帰るというのだから、私をさらに上回るツワモノだ。

北条かや
北条かや(ほうじょう・かや)
1986年、金沢生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。近著『インターネットで死ぬということ』ほか、『本当は結婚したくないのだ症候群』『整形した女は幸せになっているのか』『キャバ嬢の社会学』などがある。
【Twitter】@kaya_hojo
【ブログ】コスプレで女やってますけど
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