2024年 4月 26日 (金)

金融庁の「おせっかい」? 投信の信頼性向上に金融機関は・・・

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金融機関が「顧客本位の業務運営」の方針を公表

   「フィデューシャリー・デューティー」とは、他社の信認を得て、一定の任務を遂行すべき者が負っている幅広いさまざまな役割と責任の総称で、その役割と責任を全うすることを顧客に対して宣言、もしくは方針を公表する。

   フィデューシャリー・デューティーには、内部の利益相反といった問題も関わるのだが、ここでは顧客との関係にスポットを当てる。

   金融庁が打ち出している7原則は、以下のようになっている。

(1)「顧客本位の業務運営」を行うための方針を策定し公表する
(2)顧客に対して誠実・公正に業務を行い、顧客の最善の利益を図る
(3)取引に於ける顧客との利益相反の可能性を適切に避ける
(4)金融事業者は顧客が負担する手数料その他の費用の詳細を情報提供する
(5)金融商品の重要な情報を顧客に正確かつ分かりやすく伝える
(6)顧客の資産状況・取引経験・知識及び取引目的・ニーズに合った商品・サービスの販売・推奨を行う
(7)社員に対する報酬・評価制度を顧客の利益に合う形で制定する

   各社はこの原則に対応するように、手数料や市場動向の情報を開示したり、商品のラインナップを整備・強化、あるいは金融サービスの提供などを進めたりしている。

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