2024年 4月 27日 (土)

揺れる翼にハッとした「ナブテスコ」  ううぅ...... 歯ぎしりする悔しさ!

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あぁ、あと60円下がれば......

   そんなことで、決心した。あとはタイミングである。すでにナブテスコ株は上昇中。帰国後から物色したものの、「買い」のタイミングを完全に逸したと思っていた。

   ところが、2017年8月10日、北朝鮮のグアム近辺に向けての大陸間弾道弾ミサイル(ICBM)の発射予告の報道である。この発表を反映して東京株式市場が下がるなか、この日のナブテスコの株価は110円安の3780円を付けていた。

   休日明けの8月14日も、北朝鮮リスクで大幅に下落。そこでナブテスコ株を、3600円で「指値買い」を入れたが、3660円の当日安値をつけた後に反転。終値は3695円(前日比60円安)だった。

   「あと60円」...... 3600円までは落ちてこなかったため、買えなかった。正直、これは痛い。悔しい。

   9月7日には、モーニングサテライト(テレビ東京系)の「コーポレートサーチ」でナブテスコが取り上げられ、ついついクギ付けに。そこでは高性能センサーによって、人が横から近づいてもドアが開かない「インテリジェントecoドアシステム」を紹介。これにより開放時間が約40%削減され、大きな節電効果を生んでいるそうだ。

   さらには、自動車用や半導体用の産業ロボットに欠かせない「精密減速機」を、今後はCTスキャナなどの医療用機器に展開する計画を披露。寺本克弘社長が「この分野の成長なくして、わが社の成長はない」と、大きな期待を寄せていることを知った。

   2017年12月期の売上高は2730億円。純利益で239億円の見通しというのだから、有望株であることは間違いない。

   ナブテスコ株、9月13日には4265円と上場来高値を更新している。残念ながら、買えないとなると、ますます欲しくなるものか。しばらく継続してウォッチすることにした。(石井治彦)

2017年9月13日現在 0株保有
年初来高値 2017/9/13 4265円
年初来安値 2017/1/4 2705円
直近 終値 2017/9/13 4220円

石井治彦(いしい・はるひこ)
   1970(昭和45)年に大学卒業後、自動車大手に勤務。リース販売を手がける。投資歴は実質25年。入社後にユーザーと接するなかで得た情報と自分の知識で、最初のボーナスをもとに株式運用を開始。しかし、78~98年の20年間は投資する余裕がなく、休止に。それが幸いしてバブル崩壊の痛手は軽傷だった。ただ、いつでも動けるよう、日本経済新聞をはじめ経済誌などには目を通していた。
   「現物株式取引」と「長期投資」が基本姿勢。2011年の退職後は少しの小遣い稼ぎと、興味をもって経済誌を読むために株式を保有している。現在、14の銘柄で、1万3800株を運用。東京都出身、69歳。
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