社長、どっかの党首とダブります 必要なのは目新しさではありません(大関暁夫)

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   衆議院の解散総選挙に向けて小池都知事が立ち上げた「希望の党」が話題になっています。古くは新自由クラブ、日本新党、維新の党...... 我が国でこれまでも新党ブームというのは一定間隔で起きてきましたが、今回の希望の党もまた何やらちょっとしたブームになりそうな、そんな様相を呈しています。

   とはいえ、これまでの新党ブームがどれもあくまでブームで終わってしまっているのは、ちょっと気になるところ。さらに申し上げれば、ブームの終焉とともに急激に勢力を弱めた、先人たちの諌めが活かされないのはなぜなのか。それなりに学ぶべきことは多いはずであると思うにつけ、実に不思議に思うところであります。

  • ブームで終わるか、それとも……
    ブームで終わるか、それとも……

新党ブームには、必ず強いリーダーがいた

   これまでの新党ブームには、必ず強いリーダーシップを持ったリーダーがいたという共通点があります。新自由クラブにおける河野洋平氏、日本新党における細川護煕氏、維新の党における橋下徹氏。彼らはその改革者的なキャラクターを新党のイメージに付加し、それを求心力に変えることで新党ブームを巻き起こしてきたのです。

   しかし、時間の経過とともにブームは沈静化に向かえば、新党は形を変えざるを得ない状況に至るか、あるいは空中分解するか。長く続いた試しはほとんどない、と言っていいでしょう。

   ブームがブームで終わってしまう背景には、何が足りないのでしょう。

   新党ではありませんが、同じ政治の世界で強いリーダーシップを持ち、ある種のブーム的な人気で低成長期になりながら、高支持率を維持し長期政権を実現した小泉純一郎元首相。「自民党をぶっ壊す」という首相就任時に、小泉氏が打ち出したキャッチフレーズにより、ある意味で新党立ち上げにも相通じるイメージ先行のブーム盛り上がりが感じられました。

   小泉政権は長期にわたって高支持率を維持します。その裏にはイメージだけで終わらない大きなポイントがあったように思えます。

   それは、具体性のある政策の存在でした。

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。 連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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