2019年 11月 20日 (水)

イマドキ女性の一人暮らし 私が譲れない「ん?」な条件......(北条かや)

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   2年前に離婚した際、それまで住んでいた小奇麗なマンションを出て、こじんまりとしたアパートに引っ越した。物件を1日で決めて逃げるように移り住んだので、大して吟味する余地もなかったのだが、住んでみれば、とても快適だ。

   最も気に入っているのは、ユニットバス。風呂とトイレが一緒になったコンパクトさが、身の丈に合った生活にフィットして居心地がいい。次に引っ越す際もぜひ、ユニットバス付きの部屋がいいと思っているのだが、最近はどんどん減っているというではないか――。

  • 私はユニットバスが好き!
    私はユニットバスが好き!

「お客様はそうとう珍しいですね~!」

   不動産屋で「ユニットバス付きのアパートを探している」と言うと、毎回、怪訝そうな顔をされる。

   「一般的に言って、女性のほうが男性よりも、物件に求める条件は増えますからね。オートロックや築浅物件、2階以上など、それなりのお部屋を希望される女性が多いですよ。そこへ行くと、あえてユニットバスを希望されるお客様は、そうとう珍しいですね~!」

   そ、そうなんですか......

   いわれてみれば私も、学生時代に人生初の1人暮らしを始めたときは、「風呂トイレ別がいい!」と理想を掲げていた。京都のド田舎だったにもかかわらず、風呂トイレ別というだけで家賃が6万円以上もして驚いたものだ。地方から出てきたばかりの18歳。足元を見られたのかもしれないが、あの部屋はなんとなくコスパが悪かった。

   反省を経て、大学院へ進学する際には、生活費を少しでも抑えようと家賃4万円のアパートに引っ越した。そこで、「な~んだ、ユニットバスでも全然問題ないじゃん、それどころか掃除がラクで便利だよ」と気づいて以来、すっかりユニットバスの虜になったのだ。

   一般的な物件では、風呂掃除とトイレ掃除の負担が重くのしかかる。ユニットバスなら、風呂のついでにトイレもササっときれいにできるから、2分の1の手間ですむ。「なんてラクなんだ!」と感動したものだ。

   ユニットバスの物件は総合的なスペックが低く、家賃が安いのもいい。こんなにコスパのいい作りが、なぜ敬遠されるのか、さっぱり分からない。皆、独立した浴槽がそんなに好きなのか。

北条かや
北条かや(ほうじょう・かや)
1986年、金沢生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。近著『インターネットで死ぬということ』ほか、『本当は結婚したくないのだ症候群』『整形した女は幸せになっているのか』『キャバ嬢の社会学』などがある。
【Twitter】@kaya_hojo
【ブログ】コスプレで女やってますけど
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