その32 形式的な年賀状 「こんなものいらない!?」(岩城元)

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   「こんなものいらない!?」その28で、形式的な「喪中はがき」は不要であると書いた。それと似た理由で、形式的な「年賀状」もまた不要である。

   折しも11月1日、今年(2017年)も全国で一斉に、18年用年賀はがきが発売された。

  • 郵便局の「お手軽年賀はがき」の売り場。
    郵便局の「お手軽年賀はがき」の売り場。

「1パック5枚入り470円(税込)」は、結構いいお値段

   郵便局に行くと、チラシを渡された。「郵便局のお年玉付お手軽年賀はがき 全20種類」とあった。見ると、戌年(いぬどし)や新年にちなんだ絵柄のはがきに、下のような文面が印刷されている。もちろん、文面はほかにもいろいろあるが、みんな大同小異である。

「初春 皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします」
「謹賀新年 新春を迎え皆様のご多幸をお祈り申し上げますと共に本年もよろしくお願い致します」
「謹んで新春のおよろこびを申し上げます 旧年中はいろいろとお世話になり心より御礼申し上げます 本年もどうぞよろしくお願いいたします」
「穏やかで幸多き年になりますように 今年もよろしくお願いします」

   郵便局が「お手軽」と宣伝するのは、これらのはがきに宛先と自分の住所、氏名を書くだけで用が済むからだ。それらも印刷すればほとんど手間がかからない。このはがきは「1パック5枚入り470円(税込)」と、結構いいお値段である。

   手軽さの代償かもしれない。

岩城 元(いわき・はじむ)
岩城 元(いわき・はじむ)
1940年大阪府生まれ。京都大学卒業後、1963年から2000年まで朝日新聞社勤務。主として経済記者。2001年から14年まで中国に滞在。ハルビン理工大学、広西師範大学や、自分でつくった塾で日本語を教える。現在、無職。唯一の肩書は「一般社団法人 健康・長寿国際交流協会 理事」
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