2019年 12月 7日 (土)

プロはズルい! 「投資の神様」のアドバイスを聞け!(小田切尚登)

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カネに国境はない!

   たとえば、「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」がある。これは世界の株式に分散投資するファンドで、米国ほかの先進国はもちろん、新興市場もカバーする。いわば「世界経済の将来に投資する」といったファンドである。49か国の7707の株式銘柄に投資しているそうだ。そして、手数料は0.11%(管理報酬)と非常に低い。

   過去5年間のリターン(年率)は円貨ベースで19.21%、外貨ベースで10.71%であった(11月4日付のモーニングスターのホームページによる)。過去のリターンは市場の状況によって大きく変わるので、その絶対値にこだわるべきではないし、このファンドにもいろいろとリスクはあることは言うまでもない。しかし、少なくとも低コストと分散投資という条件は満たしている。

   もしも読者の皆さんが、このファンドよりもよいリターンを得る自信がないというのであれば、検討してみる価値はありそうだ。それに、こういうファンドを購入すれば、シリコンバレーや中国やインドなどの元気な企業に投資することになる。

   カネに国境はない!

   現代の「投資の神様」と言われるウォーレン・バフェット氏。彼の運用するバークシャーは長年にわたり驚異的なリターンを実現してきた。1965年~2006年の平均リターン(年利)は20.8%であったが、これは米国を代表する株式指数であるS&P500の9.7%の倍以上であった。

   しかし、そのバフェット氏も87歳。このところ彼の引退後の話題で持ち切りだ。2014年、83歳の時に彼は自分の死後の資金運用についてこう述べた。

   「私のアドバイスは至極単純である。10%を短期国債にし、90%は低コストのS&P500指数ファンドに運用しなさい」

   これが彼の指示である。投資の神様も、低コストと分散を基本に考えていたのだ。(小田切尚登)

   ※なお、本コラムに書かれた意見は筆者個人のものであり、筆者はどの証券会社、投資会社、投資顧問会社にも属していない。データや意見は参考のために書かれたものであり、具体的な投資の推奨をする目的はなく、投資はあくまで個人の責任と判断で行われるべきである。

小田切 尚登(おだぎり・なおと)
小田切 尚登(おだぎり・なおと)
経済アナリスト
東京大学法学部卒業。バンク・オブ・アメリカ、BNPパリバなど大手外資系金融機関4社で勤務した後に独立。現在、明治大学大学院兼任講師(担当は金融論とコミュニケーション)。ハーン銀行(モンゴル)独立取締役。経済誌に定期的に寄稿するほか、CNBCやBloombergTVなどの海外メディアへの出演も多数。音楽スペースのシンフォニー・サロン(門前仲町)を主宰し、ピアニストとしても活躍する。1957年生まれ、60歳。
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