2021年 1月 21日 (木)

「共働き」に理解がある男性の全国ランク(後編)
都会男性に告ぐ!働き方改革で女性への理解深めて

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九州女性は「成功者」が多い そのスゴイ理由がわかった!

   ――同じ「保守」の風土でも、九州の女性は、たとえば銀座のママの半数以上は九州出身といわれるように、成功者が多いようですが。

天野さん「水商売もそうですが、IT業界でも九州の女性は活躍しています。熊本のIT企業経営者の話では、地元のITエンジニアの採用では女性はなくてはならない存在。一次産業優勢の熊本ですから、若い男性は実家の農業や林業を支えるためにIT産業にはあまり応募してこない。彼によればITエンジニアにはそれなりの学歴が必要ですが、若い男性は高学歴を必要としない家の後継者の感覚なので、学歴的にも要件を満たしにくいとのこと。女性の方がITエンジニアに適した学歴を持っているといいます。図1のランキングでも『妻は家庭を守ってほしい』という保守な男性割合の全国トップが福岡県ですが、この男性の理想の壁をあえてブレークスル―(突破)した女性こそが都会に出てきているから、成功しているのです。
ただ地元がイヤだと逃げ出して東京に来るのではなく、『生まれ育ったエリアに左右されない、揺るぎなき価値観と現状突破力をもった女性こそが、九州から東京に出てきている』といえるでしょう」

   ――相当に根性がすわっている方が出てきて成功しているわけですね。

天野さん「今回の内閣府調査では全国の男性の44%が専業主婦を望んでいます。一方、国立社会保障・人口問題研究所の調査では、全国的には34歳までの若い女性の7割が家庭を持ちつつ働くことを望んでいます。今の日本の男性の理想から考えると、特に若い女性にとって、不幸なミスマッチが起こりやすい社会だと指摘できるでしょう。
もし、生まれた場所を離れて他のエリアで男性と出逢いたい、と考えているのならば、飛び出す前に、『大都市で働くオシャレな妻計画』の実現は容易ではないことを、どうしても幻想を抱きやすい若い女性の皆さんに、よく考えてほしいと思います。
本当に地元では出逢えないのか、また、『ここの男性が革新っぽい』と印象だけで出てくるのではなく、きちんとしたデータを元に考えて、あなたの考えに本当に合いそうなところへ覚悟して出てくることが大切です。今回のレポートで、後でこんなはずではなかった、と後悔に泣く若い女性が少しでも減らせればと思います」

プロフィール

天野 馨南子(あまの・かなこ)
ニッセイ基礎研究所・生活研究部研究員
1995年日本生命保険入社、99年にニッセイ基礎研究所に出向。2016年内閣府の「地域少子化対策強化事業の調査研究・効果検証と優良事例調査」企画・分析会議委員、翌17年からは内閣府「地域少子化対策重点推進交付金」事業選定審査員。愛媛県法人会と松山市「まつやま人口減少対策推進会議」専門部会 結婚支援ビッグデータ・オープンデータ活用研究会メンバーなどを歴任。真の日本の女性活躍推進・少子化対策のあり方を考察・提言を発信している。


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