2018年 11月 14日 (水)

ツラいよね、中間管理職
アナタは部下の味方をしなさい(江上剛)

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   入社5年目。百貨店の婦人服売り場の勤務です。ご承知のとおり、百貨店という職場は多くのパート社員に頼っています。私は正社員で彼女たちを束ねる立場なのですが、商品知識などを含め、彼女たちは優秀でとても頭が上がりません。もちろん、売り上げにも貢献しており、上司にはパート社員を繋ぎとめる意味でも「時給を上げてほしい」と話すのですが、ことごとく却下されます。管理職として、上司をどのように説得すればいいのか、一方、パート社員とどう接すればいいのか、自信がなくなっています。

   アナタは入社5年目。まだまだ若い。ぜひともパートさんの全面的な味方になるべきです。

  • 百貨店の婦人服売り場、パート社員は頑張っている!(写真はイメージ)
    百貨店の婦人服売り場、パート社員は頑張っている!(写真はイメージ)

上司は自分の成績しか考えていない

   アナタは、いかにパートさんが職場の戦力になっているか、日ごろの業績にいかに貢献しているか、他社と比べて冷遇されているか、このままでは他社に引き抜かれてしまうか、などを具体的に上司に提言するべきです。

   上司が聞き入れない?

   そんなことは当たり前です。上司はその部署の収益責任があるのですから、当座の収益が落ちる提案に耳を貸さないのは当たり前のことなのです。自分の成績しか考えていないのですから。

   そんなことに負けていてはいけません。

上司がギャフン! 粘り強くデータで戦え

   上司が、自分のことしか考えていないのなら、アナタは全社的な視点に立てばいい。

   しつこく、しつこく粘りなさい。アナタのそういう姿勢は、きっとパートさんに好感されるでしょう。

   上司が拒否しても、アナタが正しければ、その上司はいずれ根負けします。その粘りがあなたを成長させるのです。

   「会社の収益をことを考えろ」と上司が言えば、あなたは「考えているからこその提案です」と答えればいい。

   データは具体的であればあるほどいいでしょう。

   「がんばっているから時給をあげてほしい」では、あまりに情緒的過ぎます。

   とにかく、上司がギャフン! というようなデータを示して、交渉しなさい。

   パートさんの味方になることが、入社5年目のアナタの生き方です。これ以外にありません。

   上司のことを忖度したら、パートさんの心が離れますよ。(江上剛)

江上 剛
江上 剛(えがみ・ごう)
作家。1954年兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。同行築地支店長などを務める。2002年『非情銀行』で作家としてデビュー。03年に銀行を退職。『不当買収』『企業戦士』『小説 金融庁』など経済小説を数多く発表する。ビジネス書も手がけ、近著に『会社という病』(講談社+α新書)がある。
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