2024年 4月 27日 (土)

接客業を悩ます悪質クレーム(前編)「バカ」「死ね」「辞めろ!」「お客様」の驚きの実態

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高学歴・高収入に多い「社長を出せ!」

【長時間抗議・拘束型】

(1)「商品にカビが生えている」という指摘に、お詫びして返金を申し出ると、納得せず、店員を5時間も立ちっぱなしにして説教した。

(2)サービスカウンターでの食料品の会計を断ると、「俺には時間がたっぷりある。閉店までお前と付き合ってやる」と長時間怒鳴り続けた。

(3)「昨年は朝7時に開店だったのに、8時になったのはなぜだ」と2時間電話で説教した。自分で自分のことを「俺はクレーマーだ」と言った。

   また、森田さんによると、高学歴・高収入の階層のクレームも多く、このタイプの人はプライドが非常に高く、権威を笠に着て、「社長を呼べ!」「謝罪文を書け!」などと要求するのが特徴だ。

【権威的な行動・説教型】

(1)鮮魚売り場で「焼き魚用があるか」との問いに、「鍋用の魚でも焼き魚用になります」と答えると、「その横柄な態度は何だ、責任者を呼べ!」と怒った。売り場責任者が「担当者を再教育します」とお詫びしたが、納得せず、「クビにしろ!」と要求し続けた。

(2)お客の指摘で食品の価格が誤って表示されていた。お詫びして差額を返金したが、「悪徳商法をしているな。世間にきちんと謝れ! 新聞に謝罪の社告を出せ!」と要求した。

(3)マニュアル通りの接客語を使っているのに、「その日本語は違うわよ。それはこう言うのよ。だからダメなのよ」と毎回同じことを説教する。

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