大塚家具が苦戦を強いられている。2018年2月8日に発表した17年12月期決算(単体)は、最終利益が72億円の赤字(前期は45億円の赤字)となった。赤字は2期連続で、過去最大。創業者の父・大塚勝久氏と経営権を争った娘の久美子氏が社長に復帰して以降、業績不振が続いている。久美子社長は「非を認めて親父に頭下げて謝るしかないよ」大塚家具の2017年12月期決算によると、売上高は前年同期比11.3%減の410億円に落ち込んだ。本業のもうけを示す営業損益は、51億円の赤字(前期45億円の赤字)だった。ライバルのニトリやIKEAの低価格攻勢を受けて、東京都などの郊外型大型店を中心に売り上げが低迷。また、経営権をめぐる創業者一族の「お家騒動」後のイメージの改善が遅れていることがある。同社の業績不振に、インターネットの掲示板などでは、「冷静に考えてもブランドイメージが悪くなりすぎだよな。親父も娘もみんな戦犯だと思う」「経営者が変わってもなぁ。要するに経営方針云々の前に品質だろ」「家具屋でありながら創業者の親父を追い出して乗っ取ったのはイメージ悪過ぎる」「親父の経営がダメだったから娘と交代したんだろ。どっちにしろもうダメな会社だったんだ」と、冷ややかな声が並ぶ。一方、大塚家具を去った父・勝久氏は現在、2015年に新会社「匠大塚」を立ち上げ、「第2の創業」に挑んでいる。ネットには、「(久美子社長は)非を認めて親父に頭下げて謝るしかないよ」「親父の店は儲かってるのかな」「娘だから親父はなんだかんだで許すだろう。娘はちゃんと謝らんとな」といった声もみられる。
記事に戻る