2018年 12月 11日 (火)

あの「バナナフォン」が復活! 最新ケータイ見本市から学ぶ「イチ押し」英語(井津川倫子)

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   スペインのバルセロナで携帯見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」が開催され、サムスンやアップルなどがこぞって最新機種を発表しました。

   最新技術を搭載した「イチ押し」製品が次々と発表される一方、1990年代の人気映画に登場した携帯の復刻版が話題を呼んでいます。今回は、見本市で飛び交ったニュースから、ビジネスで使える英語をピックアップ。さて、各社は「イチ押し」をどうアピールしたのでしょうか?

  • 黄色がまぶしい!? あの「バナナフォン」が復活! (画像は、Nokiaのホームページから」
    黄色がまぶしい!? あの「バナナフォン」が復活! (画像は、Nokiaのホームページから」

「イチ押し」製品、英語でどうアピールする?

   携帯電話に限らず、クルマや家電など新製品のリリースはビジネス界最大の関心事です。ニュースだけではなく、リリース資料を目にすることも多いでしょう。「新製品のリリース」は、TOEIC L&Rテストでもよく出題されるテーマです。使われる単語やアピールのポイントを押さえておくと、プレゼンテーションのときの参考にもなります。

   それでは、実際に各国のメディアが報道したニュースの「英語」を見てみましょう。

   Nokia launches a new flagship.

   (ノキアは新しい主力商品を発表した)

   Samsung Galaxy S9, the latest flagship smartphones, focuses on the camera.

   (サムスンの最新の主力スマートフォン・ギャラクシーS9は、カメラに力を入れている)

   まず、「flagship」という単語に注目です。「最も重要なもの」という意味、つまり「主力商品」です。日本語でも「フラッグシップ店」という言い方をしますが、「flagship」だけで「主力商品」という名詞になるのですね。

   各社の最新技術を惜しみなくつぎ込んだ「イチ押し商品」というニュアンスが伝わってくる、力強いことばです。なるほど、覚えておくと便利でしょう。

   「ウリ」をアピールする「focus on」(力を入れる)という表現もよく目にしました。

   Nokia's marketing is more likely to focus on the device's design rather than its capabilities.

   (ノキアのマーケティングは、性能よりも機材のデザインに力を入れているようだ)

   「製品を発表する」という単語は、「launch」のほかに、「unveil」「release」がよく使われます。製品リリースに必ず登場する「常連さん」なので覚えておきましょう。

   なかには「show off」(誇らしげに展示する)という表現もありました。「launch」や「unveil」と比べて「自慢げに見せる」というニュアンスを含むようです。「ドヤ顔」で「どうだ!すごいだろう」とアピールする、といったイメージでしょうか(笑)。

世界中が熱狂!「あの、バナナフォンが戻ってきた!」

   残念ながら、全体的には「目新しさに欠ける」「スマホの技術革新も限界か」という報道が目立つなか、ノキアが発表した復刻版「バナナフォン」が意外な盛り上がりを見せています。

   そこで、〈今週のニュースな英語〉はこれ!

   The Banana Phone is back!

   (バナナフォンが戻ってきた!)

   22年ぶりに復刻されることが発表された「Nokia 8110」は、1999年に公開された人気映画「マトリックス」でキアヌ・リーブスが使っていた携帯の復刻版です。

   バナナのように少し反り返った形から「バナナフォン」と呼ばれていましたが、今回発表される復刻版では、「見た目バナナ」の鮮やかな黄色をした機種が売り出されるとあって話題を呼んでいます。

   ノキアは、「(バナナに似た形は)、手にしっくりとなじむし、どんなポケットにも入れやすい」とデザインの「正当性」をアピール(!)していますが、ノスタルジックなデザインは、画一的なデザインのスマホに飽きた人たちの人気を集めそうです。

   さあ、今回は「the banana phone is back」を参考に、「back」の使い方を見てみましょう。シンプルですが便利な表現で、実際、私もよく使っています。

   I'll be back in an hour.

   (1時間したら戻ってくるよ)

   最も一般的な使い方で、「戻ってくる」「帰ってくる」という意味で使います。

   Let's get back to the main topic.

   (主題に戻ろうよ!)

   会議で、議論が脇にそれた時などに使うと効果的です。

   get back to normal

   (普通にもどる)

   「正常な状態に戻る」という意味で、トラブルが解決した時などによく使います。実際、私が一番使っているフレーズの一つかもしれません。仕事にはトラブルがつきものですから、現場で役に立つのはこんな表現だったりするのです。

   We do our best to get things back to normal as soon as possible.

   (できるだけ速やかに正常に戻すために、全力を尽くしています)

   ちなみに、話題の「バナナフォン」は、ヨーロッパと中国だけで発売予定とか。日本にもぜひ「be back」(戻って)きてほしいものです。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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