住宅の空き部屋やマンションの一室を利用して観光客や旅行者などに宿泊させる「民泊」のルールを定めた住宅宿泊事業法(民泊新法)が2018年6月15日に施行されるのに合わせて、24時間365日、民泊のチェックインと鍵の受け渡しの手続きが簡単にできるサービスが始まる。セブン‐イレブン・ジャパンとJTBは民泊新法の施行当日から、東京都内のセブン‐イレブンの一部店舗で、無人で合法的な民泊チェックイン機「セブンチェックイン機」の設置を順次開始していく。4月18日の発表。全国展開を目指す。旅券と顔写真を撮影、一致すればチェックインサービス名称は、「フロントデスク24」。セブン‐イレブンとJTBが共同開発した。利用者は無人民泊チェックイン機で宿泊名簿作成。本人認証を行うことで、鍵の引き渡し・返却ができる。具体的には、利用者は、民泊サイトで「セブンチェックイン機」を導入している民泊施設を予約して、宿泊予約番号を取得。無人民泊チェックイン機で予約番号を入力し、宿泊名簿を作成。旅券と顔写真を撮影し、旅券と顔が一致すると宿泊名簿が完成してチェックインが完了となる。チェックイン機にあるキーロッカーに鍵の引渡し暗証番号が掲示され、入力するとキーロッカーが開き、部屋の鍵を受け取ることができる。チェックアウト時には、宿泊予約番号の入力と鍵の暗証番号の入力でキーロッカーが開き、鍵を返却できる。今回のサービスについて、セブン‐イレブンの親会社のセブン&アイ・ホールディングスはJ‐CASTニュース会社ウォッチ編集部の取材に、「訪日外国人が増加していることを踏まえ、便利に宿泊施設に向かいやすくしてもらえるため」と話した。2017年の訪日外国人数は過去最高の2869万人に及び、18年になっても引き続き増加している。10月までに50店舗への導入を予定。18年の実証データを検証したうえで、2020年度までに1000店舗に拡大していくとしている。
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