2024年 4月 25日 (木)

ゴルフ場はこのまま潰れ続けるのか? 倒産急増も「楽観論」の理由

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   全国でゴルフ場の倒産が、リーマン・ショックがあった2008年を上回るペースで急増している。

   企業調査の帝国データバンクによると、2018年の倒産件数は4月時点で13件となっており、わずか4か月で前年の12件を上回っている。5月18日の発表。このペースで倒産が続いた場合、年間40 件前後が発生する可能性がある。

  • 競技人口の減少などで、ゴルフ場の倒産が急増(写真はイメージ)
    競技人口の減少などで、ゴルフ場の倒産が急増(写真はイメージ)
  • 競技人口の減少などで、ゴルフ場の倒産が急増(写真はイメージ)

18年は40件前後が倒産する?

   調査によると、2017年(1月期~12月期決算)の収入高の合計は、約6456億3300万円。15年(約6301億7800万円)から16年(約6478億1100万円)にかけては、2.8%増えたが、17年は一転し、前年を0.3%下回り減少した。

   このうち、「増収」となった企業は、2016 年は359 社だったが、17 年に増収となった企業は253社で、前年と比べて29.5%もの減少となった。構成比では26.6%を占める。一方、「減収」の企業は353社で、前年から8.0%増えた。構成比でみると37.1%と高い割合を占めた。「横バイ」の企業は345社(構成比36.3%)だった。

   2017年の倒産件数は、前年の18件から12件に減り、負債総額は751億7300万円から339億4400万円に減った。ただ、18年は4月時点ですでに13件。負債総額でも537億500万円と前年を上回っている。

   倒産が急増している背景には、近年の競技人口の減少や高齢化の進展と、若年や女性といった新たな利用者の獲得の遅れがある。また、ゴルフ場の施設整備などのため、会員がゴルフ場に預けた「預託金」の償還に対応できず廃業を選ぶケースも多いという。

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