2020年 2月 20日 (木)

戦争にテロ...... 怖い怖い地政学リスク 株価急落で泣かないための心構え(小田切尚登)

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トランプ米大統領「自分のおかげで株価が上がった」

株価下落を検証する
株価下落を検証する

   これを踏まえて、我々はどういう行動をとるべきであろうか――。

   まずは短気変動に一喜一憂しないこと。「狼狽売り」は避けるべきだ。世界情勢の不安定化で相場が下がったとしても、遠くない将来に相場が戻ってくる可能性が高い。むしろ下がったときは絶好の買い場だととらえることも可能であり、果敢に攻めていくという選択肢もある。

   次に、分散投資をしておくこと。地政学リスクが表面化した時、株価と逆に価格が上がる傾向を示す投資商品がある。債券や金などである。こういうものをバランスよくもっていれば慌てることも少なくなるだろう。

   トランプ氏が米大統領に選ばれたのは2016年12月。その後、世界情勢が混沌としていくなか、日本も米国もヨーロッパも株価は非常に順調である。大統領の破天荒とも思えるさまざまな行動に対し、投資家は落ち着いた反応を示してきた。

   トランプ氏は「自分のおかげで株価が上がった」と自画自賛しているようだ。しかし、これは「株価は自分の力で動く」と宣言したようなものである。今後下がった場合にどう説明するか見ものである。(小田切尚登)

小田切 尚登(おだぎり・なおと)
小田切 尚登(おだぎり・なおと)
経済アナリスト
東京大学法学部卒業。バンク・オブ・アメリカ、BNPパリバなど大手外資系金融機関4社で勤務した後に独立。現在、明治大学大学院兼任講師(担当は金融論とコミュニケーション)。ハーン銀行(モンゴル)独立取締役。経済誌に定期的に寄稿するほか、CNBCやBloombergTVなどの海外メディアへの出演も多数。音楽スペースのシンフォニー・サロン(門前仲町)を主宰し、ピアニストとしても活躍する。1957年生まれ、60歳。
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