2018年 12月 13日 (木)

大手企業に「この会社となら......」と思わせたベンチャー社長のひと言(大関暁夫)

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   ここ数年、オープンイノベーションの実現をめざして、企業同士の交流会を定期的に開催しています。

   オープンイノベーションとは、直訳すれば「開かれた技術革新」。一企業が自社内の技術やノウハウだけに頼ることなく広く異業種に協力を求めて、その組み合わせにより新たに革新的なビジネスモデルを生み出して、世に提供することを言います。

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    大手企業が組みたくなるベンチャーの「武器」とは?

ハードル高いベンチャーと大手企業のコラボ

   おしなべて閉鎖的と思われてきた大企業がその重たい協業の門戸を開いて、中小ベンチャー企業と積極的に組んで新しいビジネスを生みだすことが期待され、オープンイノベーションの活性化が叫ばれ、すでに数年が経ったでしょうか。

   我々の交流会にも、企業の大小を問わず毎回多くのイノベーターたちが集い、いくつもの新たなビジネスが生まれてもいるのですが、その大半はベンチャー同士による協業です。大企業は、姿勢こそオープンになったとはいえ、やはりその敷居は高い。そう実感せざるを得ないと思うことしきりであります。

   何度か大企業とのビジネス・コラボレーションにチャレンジした交流会のメンバーからも、「大企業の要求レベルはやはり高い」「大企業のおメガネに適うためには、技術力に加えて、信用力の向上も求められるような気がして道の険しさを実感している」など、悲観的な声が聞こえていました。

   そんな折も折、メンバーのITベンチャー企業S社から大手メディアB放送とのビジネス・コラボレーションが成立したとのご報告をいただき、さっそく交流会にご登壇いただき、そのコラボ成功のカギを探らせていただこうと、関係者を一堂に会して実施に向けた打ち合わせをしました。

   S社はIT系のコンテンツ制作を技術面から参画する企業で、あまり表立って名前を知られる存在ではなく、多くのビジネスでは縁の下の力持ち的な役割を果たしてきました。「ライバル企業も多い分野で、当社には突出した技術や特筆すべきセールスポイントがあるわけでもない」とは、今回のコラボレーションを担当したIさん。一体何が功を奏したのでしょう。

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。 連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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