2021年 3月 2日 (火)

ルール違反じゃなければOK! じゃあ、ビジネスで「パス回し」は「あり」ですね?(大関暁夫)

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松井秀喜選手、甲子園5打席連続敬遠の賛否は?

   サッカーはあくまでスポーツ。スポーツは相手のあるものと言え、相手とはあくまで対等な関係です。一方、ビジネスでは一般的にこちらが売り手ならば、相手は買い手。言い換えれば、おカネの支払い手と受け取り手が存在するという点が異なっているわけで、これはかなり大きな違いに思えます。

   おカネのやりとりが絡むのと絡まないのとでは、モラルの扱いもやはり違うのではないかと思えるわけです。

   スポーツには個別ルールがあり、企業活動にはビジネスルールにあたる法令が存在します。そして企業には、法令にとどまらないモラル的部分までを包含したコンプライアンスが求められています。

   それはなぜか――。ビジネスがおカネのやり取りを抜きには考えられないからであり、コンプライアンスは基本的におカネを受け取る側にのみ求められるという違いも発生します。その点は忘れてはいけない重要な相違点のように思えました。

   そんなことを考えながら、今回の「パス回し」と似た話をひとつ思い出しました。プロ野球元巨人軍の松井秀喜選手が、高校時代の甲子園出場時に相手チームから受けた5打席連続敬遠の話です。

   この時の相手チーム監督がとった敬遠策に対し民間放送局が、「許せる」「許せない」を尋ねたアンケート調査をしたことがありました。結果は50対50のまったくの半々になったそうです。この調査からは、スポーツにおいてルール違反でない行為が、ある意味モラルにかかわるような行為であっても、その善し悪しの受け取め方は、人によって異なるものなのだということがわかります。すなわち正解はなく、議論しても平行線なのです。

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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