2020年 9月 22日 (火)

天下りトップの発言に「へへえぇぇ」 不祥事「体質」の解消に必要なこととは?(大関暁夫)

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ワンマン経営ほど大きい「命令型」不祥事のリスク

   米国でシリコンバレーを拠点としてEV(電気自動車)に特化した新世代の自動車メーカーとして発展を続ける、テスラ社のイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)が、インターネットで公開した社員に送ったとされるメールに次のようなくだりがありました。

「テスラでは、会社全体の利益のために働くことがすべての社員の義務だと思ってほしい。そのためには、誰が誰にコンタクトをとっても構わない。もちろん私に直接でも構わない。他人の許可を待つことなく必要な相手にコンタクトしてほしい。確実に仕事を正しい方向進めるために、コミュニケーションを阻害するサイロをつくってはならない」

   すなわち、マスク氏は従来のタテのコミュニケーションを中心とした大企業的組織管理を否定こそしないものの、その命令者が過ちを犯す危うさも認識したうえで、ヨコのコミュニケーションの重要性を確実性という観点から強調しているのです。

   タテのコミュニケーションの確実性を高めるのは、取りも直さずヨコのコミュニケーションによるチェック機能の発動に他なりません。ヨコのコミュニケーションの有効性を重視した、新世代経営者ならではの新世代の組織管理であると言えるでしょう。

   まずリーダーが理解すべきは、自身も含め「タテのコミュニケーション=命令」は組織において決して万能ではなく、ワンマン体質が強くなればなるほどリスクも大きくなる、ということ。

   東日本銀行のような命令型不祥事の再発を予防する観点のみならず、あらゆる誤った経営判断を回避する観点から、組織におけるヨコのコミュニケーションを活発にしかつ重視するステラ社の管理に学ぶべき企業は多いのではないかと思います。(大関暁夫)

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。 連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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