2019年 5月 23日 (木)

ランボルギーニに乗ってわかった! このクルマは「お金」そのものだという話(北条かや)

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   幼馴染のKくんが、念願の高級外車を買ったというので乗せてもらった。中古のランボルギーニだ。彼は幼い頃からクルマが趣味で、道路を走るクルマの車種と年式をサッと答えられるほどのオタクであった。

   Kくんは9歳の頃、将来の夢が「峠を自由自在に走り回る走り屋」だと言っていたから、今もスピード感のあるクルマが好きなのだろう。夢が叶ってよかったと思う。

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なんと美しい! ランボルギーニ

   ランボルギーニといえばイタリアの高級スーパーカー。車高はとても低く、レーシングカーさながらの流線型が美しい。おまけに人生で初めてオープンカー(何のためか分からないが天井が開くのである!)を体験できるとあって、テンションが上がった。

   「これ、土足で乗ってもいいの!?」...... 恐れ慄きつつ乗り込み、発車してみてまた驚いた。

   とにかくエンジン音がすごい。ブオオオオオン!!! と地底から鳴り響くような音がして、「ご近所迷惑になるのでは......」と及び腰になった。1台で暴走族の集団走行を黙らせる迫力がある。

   アクセルを踏むたびにものすごいエンジン音が鳴るので、そのたびに周囲の注目を集めないかヒヤヒヤ。この自意識過剰を乗り越えれば、もっと楽しい景色が見えてくるだろうか。

   Kくんはランボルギーニについてあれこれ語ってくれたが、エンジンの話など細かなことはあまり覚えていない。とにかく、これはクルマというより遊具であると感じた。

   「せっかくだから、オープンカーにしてみようよ」となり、夜道でウイーーーーンと天井を開けたときの開放感といったらない。

走りながら上を見ると、まるで夜景が降り注いでくるように感じられるのだ!! 

   「すごい!!! 東京の空が猛スピードで動いていってる!」と、友人相手に騒いでうるさく思われただろうが、オープンカーがこんなに楽しいとは思わなかった。

   星空の下を走ると、もっといいかもしれない。今度Kくんに頼んで田舎道をドライブしてもらうのもいいなぁと、友人相手にずうずうしく想像を巡らせた。

   うーん、でもオープンカーだと虫が入ってきそうだから、やはりこれは都会向きのクルマなのだろうか。とりあえずエンタメ性はばっちりだ。

北条かや
北条かや(ほうじょう・かや)
1986年、金沢生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。近著『インターネットで死ぬということ』ほか、『本当は結婚したくないのだ症候群』『整形した女は幸せになっているのか』『キャバ嬢の社会学』などがある。
【Twitter】@kaya_hojo
【ブログ】コスプレで女やってますけど
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