2021年 9月 29日 (水)

その59 「終戦」という言い方 「こんなものいらない!?」(岩城元)

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現実から目をそらしてはいけない

   終戦という言い方を擁護する声もある。敗戦というのは、次は勝ってやるぞと、勝ち負けにこだわる軍人的発想だ、戦争はもう終わりにしようという終戦のほうがいい、といった意見だ。

   なるほど、それも一理がある。でも、戦争中、「撤退」を「転進」、「全滅」を「玉砕」と言い換えてきた。その結果が無条件降伏である。事実を直視しないと、決していい結果にはならない。

   いま、日本は本当に独立国だろうか。戦後、70年以上が経っても、米軍機が日本の空を自由に飛び回っている。そして事故を起こしても、日本側はなかなか手を出せない。

   有名なのは2004年、米軍のヘリコプターが沖縄国際大学に墜落した事件である。当時、米軍は現場を封鎖し、機体の搬出が終わるまで、日本の警察や消防などはいっさい立ち入れなかった。

   敗戦なのに終戦と言って現実から目をそらし、ノホホンと構えていては、「敗戦状態」はいつまでも続くのではないだろうか。

岩城 元(いわき・はじむ)
岩城 元(いわき・はじむ)
1940年大阪府生まれ。京都大学卒業後、1963年から2000年まで朝日新聞社勤務。主として経済記者。2001年から14年まで中国に滞在。ハルビン理工大学、広西師範大学や、自分でつくった塾で日本語を教える。現在、無職。唯一の肩書は「一般社団法人 健康・長寿国際交流協会 理事」
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