2020年 7月 16日 (木)

米国の一人勝ちはいつまで続くのか(志摩力男)

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   米国株が好調を維持しています。

   2018年2月に相場の急変があり、しばらく乱高下する時期もありましたが、ダウで言えば2万3000ドル台半ばでしっかりサポートされ、2万6000ドル台に乗せてきました。高値の2万6161ドルにもう少しで届きます。他の指標、SP500やナスダックは、すでに高値を更新しています。

  • 米国の強さのヒミツは……
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中国株は軟調

   一方、中国株は軟調です。欧州や日本株は、悪くはないのですが、米国株ほどのパフォーマンスではありません。その他、商品市況もこのところ軟調になってきています。

   資産市場の状況だけを見ると、まさに米国株(米国)一人勝ちの状況です。しかし、この状況はいつまで続くのでしょうか。

   こうした状況を見ると、市場は「貿易戦争は米国に有利に働く」と判断している、と解釈できるのかもしれません。

   また、我々のような金融関係者がよく使う言い回しですが、これまでのFRB(米連邦準備制度理事会)の政策が極めて緩和的であったので、依然として「じゃぶじゃぶのマネー」が米国市場を支えている状況であり、今後も米国の金融政策は必要なレベルより緩和的な状況が続くと市場が想定しているのかもしれません。

   しかし、貿易戦争は一方だけに有利ということはないはずです。

   お互いに関税を引き上げていけば、双方に打撃があります。また、グローバル化が進んだ現状ではサプライチェーンが張り巡らされ、米国の関税引き上げが、巡り巡って米国経済そのものに打撃を与える可能性も十分考えられます。

志摩力男(しま・りきお)
トレーダー
慶応大学経済学部卒。ゴールドマン・サックス、ドイツ証券など大手金融機関でプロップトレーダー、その後香港でマクロヘッジファンドマネジャー。独立後も、世界各地の有力トレーダーと交流し、現役トレーダーとして活躍中。
最近はトレーディング以外にも、メルマガやセミナー、講演会などで個人投資家をサポートする活動を開始。週刊東洋経済やマネーポストなど、ビジネス・マネー関連メディアにも寄稿する。
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