2018年 10月 19日 (金)

小野薬品株「ノーベル賞」効果で年初来高値を更新 オプジーボを製造・販売

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   京都大学特別教授の本庶佑(ほんじょ たすく)氏(76)がノーベル生理学・医学賞を受賞したことを受けて、東京株式市場では小野薬品工業の株価が急騰。2018年10月2日午前の取引開始直後に一時、前日比220円高の3430円まで上昇した。年初来高値を更新し、2016年8月以来、およそ2年2か月ぶりの高値となった。

   小野薬品は本庶氏が研究を重ねてきた、がん免疫治療薬「オプジーボ」を製造・販売している。

  • 小野薬品株、「ノーベル賞」効果で年初来高値を更新(写真はイメージ)
    小野薬品株、「ノーベル賞」効果で年初来高値を更新(写真はイメージ)

がん治療薬「オプジーボ」を開発

   小野薬品株が、「ノーベル賞」効果に沸いている。

   スウェーデンのカロリンスカ研究所は10月1日、2018年のノーベル医学生理学賞を、体内で異物を攻撃する免疫反応にブレーキをかける分子(タンパク質)「PD‐1」を発見した京都大の本庶佑特別教授に授与。米テキサス州立大のジェームズ・アリソン教授(70)と、同時受賞した。この発見で、新たな「がん免疫療法」が確立された。

   小野薬品と米製薬会社のブリストル・マイヤーズスクイブは、この「PD‐1」に基づいて、がん治療薬「オプジーボ」を共同開発し、実用化。ヒトの体内に備わる免疫の仕組みを利用して、がんを攻撃する治療法で、抗がん剤、手術、放射線治療に続く「第4の治療法」として注目されている。

   10月2日の小野薬品株の終値は、前日比98円高の3308円。この日の株式市場は、創薬ベンチャーなどにも投資家の注目が集まった。がんの免疫薬市場は、1兆円規模といわれており、本庶氏のノーベル賞受賞で新薬開発とともに、市場の規模拡大への期待が膨らんでいる。

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