2019年 12月 16日 (月)

技術力に絶対の自信! 筑波精工があえて「プロ市場」に上場したワケ

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上場まで1年、タイムリーな資金調達で成長チャンスをつかむ

   筑波精工のポー・フォライ社長は、プロ市場に上場した理由をこう説明する。

「最先端技術は日々発展していますし、お客様からのニーズも多くあります。しかし、自分が研究した技術を生かしてビジネスに踏み出そうとしたときに、まとまった資金がなければ波に乗っていけません。東証マザーズは上場するまで2年かかります。また、第三者割当増資で資金調達しようとすると、せいぜい1億円です。これでは正直、成長するチャンスがありません。そこで上場審査に1年しかかからない『プロ市場』を選んだのです」

   さらに、

「高い技術力がありながら、資金調達に腐心するベンチャーや中小企業は少なくありません。(プロ市場への上場は)そんな企業の先達になれればと思っています」

と語り、「これはチャレンジです」と胸を張る。

ポー社長は「プロ市場はタイムリーな資金調達が可能」と語る。
ポー社長は「プロ市場はタイムリーな資金調達が可能」と語る。

   ポー社長は東京大学の博士課程で「静電界を用いた吸着技術」を研究してきた。半導体のシリコンウエハーはいまや、さまざまな場面に使われているが、今後さらに役立てていくにはウエハーを薄く、大口径化する必要がある。薄いウエハーを吸着補強するため、これまで接着剤で貼り合わせていたウエハーを、ポー社長が研究してきた技術を生かして、一度ウエハーを吸着すると無外部給電で半永久的にウエハーを吸着維持できる新商品「サポーター」を開発した。

   貼り合わせたウエハーは、ずらそうとしてもずれない。無理やりはずそうとすれば、割れてしまう。はがすときは、電圧かけて解除するだけで離れる仕組み。これにより接着剤を使っていたときよりも、より薄いウエハーの生産プロセスを可能にしつつ、コストダウンを実現した。

   この「サポーター」を使ったウエハーで、たとえば電気自動車を長距離、高速にするためのインバーターのスイッチング抵抗を小さくしたり、自動運転のクルマの周りあるセンサーを迅速、かつ高速でも作動したりするようにするわけだ。

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