2024年 4月 20日 (土)

上場企業倒産は昭和の3倍! 荒々しかった平成の景気事情を振り返る

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最大の倒産はマイカルの負債1兆6000億円

   平成30年の間で負債額の最大は、2001年9月の総合スーパーのマイカルで、1兆6000億円だった。次いで、2017年6月の自動車部品製造のタカタ(負債1兆5024億円)、1996年10月の住宅ローン保証の日榮ファイナンス(負債1兆円)、2000年5月の信販・クレジットカードのライフ(負債9663万円)、同年7月の百貨店そごう(負債6891万円)と続く=図表2参照

「平成」30年間の上場企業倒産・負債額ランキングン
「平成」30年間の上場企業倒産・負債額ランキング

   平成と昭和の倒産件数を比べるとどうなるか。平成の30年間は、年平均で7.7件発生した。一方、東京商工リサーチが全国倒産集計を開始した1952(昭和27)年から1988(昭和63)年までの「昭和37年間」の倒産は合計95件で、年平均2.5件にとどまる。

   上場企業数が異なり単純比較はできないが、平成は昭和の3倍のペースで上場企業倒産が発生したことになる。景気の変動から見ると、戦後の復興から立ち直って高度経済成長期が続き、坂の上の雲を目指した昭和に比べ、平成は山あり谷ありの荒々しい時代だったといえそうだ。

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