2019年 11月 12日 (火)

人気ビジネス書の第1位は巨大IT「GAFA」を「ペテン師」と批判したアノ本(気になる本の散歩道)

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2位、3位は無能な「オッサン」と「トランプ」の批判本

   「TOPPOINT」の読者アンケートでは、こんな声があった。

「GAFAはもとより主に米国のプラットフォーマーに対しては、日本は国家としても私企業としても、もっと真剣にその脅威を警戒した方がよい。本書はその警鐘に良い1冊だ」(男性)
「やっとGAFAの脅威を指摘した本が登場したか、というのが感想。しかしもう手遅れだろう。ロビイングで生き残るだろう」(50代・男性)
「普段からGAFAのサービスを便利に利用しているが、これほど全世界的に影響力が広がっているとは想像以上だった」(男性)
「いつの間にか世界はこの4社に支配されている。日本からプラットホーム企業が出ないのが残念でならない」(60代・男性)

   ベストテンの2位以下は次のとおり。

2位:『劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか』(山口周著/光文社)
3位:『対立の世紀 グローバリズムの破綻』(イアン・ブレマー著/日本経済新聞出版社)
4位:『遊ぶ鉄工所』(山本昌作著/ダイヤモンド社)
5位:『未来の年表2』(河合雅司著/講談社)
6位:『日本人として知っておきたい世界史の教訓』(中西輝政著/育鵬社)
7位:『世界でいちばん働きがいのある会社』(マイケル・C・ブッシュ&GPTW調査チーム著/日経BP社)
8位:『〔エッセンシャル版〕行動経済学』(ミシェル・バデリー著/早川書房)
9位:『新世界秩序』(ジャック・アタリ著/作品社)
10位:『逃げられない世代』(宇佐美典也著/新潮社)

   ちなみに2位は、「オッサン」にとって耳の痛いことが書かれている。今の50代~60代はキャンパスがレジャ-ランド化した頃に青春を謳歌した「知的真空世代」だそうだ。70代~80代のたくさん本を読んだ「教養世代」、40代~30代の「実学世代」に挟まれながら、この無能なオッサンたちが企業で実権を握っているのが日本社会の劣化を招いていると指摘する。

   3位のキーワードは「われわれ対彼ら(us vs.them)」だ。トランプをはじめとするポピュリストの勃興の原因は、世の中に不満を持つ人々(=われわれ)に対し、われわれがこのような状況に陥ったのは「彼ら」のせいだ、という対立構図を作り出し、「彼ら」を悪者にすることで「われわれ」の支持を集めるためだという。そして、「トランプは不快で嘘つきで無能だ」と決めつけている。

(福田和郎)

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