2019年 11月 21日 (木)

FX大学対抗戦メンバーが集結 辣腕トレーダーに学ぶ感情に左右されないレンジ相場攻略法

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   1万円からはじめる為替バトル! FX大学対抗戦SEASON3がスタートして3カ月。2019年1月25日現在の残高で、國學院大学が2位の明治大学を大きく離し、ダントツの3万1030円でトップに立っている。

   國學院大学のネオニート君はFX投資の経験者だったこともあるが、テクニカル投資に徹し、スキャルピングでこまめに利益を積み重ねる。その一方で、FX初心者の早稲田大学のTK君と一橋大学のハマチ君は、未だ自分の投資スタイルを模索中。きょうはバトルを一時休戦し、大学生たちが集合。FX攻略のカギをつかむため、辣腕トレーダーのあっきんさんをお招きして、座談会を開いた。

じつはFX投資のツボは「値幅」にある!

   FX大学対抗戦がはじまって3カ月が過ぎました。振り返って、ご自身の取引ぶりはいかがですか

   FXをはじめて3カ月くらいですが、正直いちばん難しいと感じる点は、ポジションを持つときの適正価格とタイミングがわからないということです。為替は、リアルタイムで更新される世界中のニュース、米国や日本、欧州の政治経済動向などさまざまな影響を受けていると思うので、いくらで、いつ買う(売る)べきなのか、なかなか考えがまとまらないのが悩みです

   ぼくも、なんとなくトレンドラインとか見て、米ドル/円が上がりそうだなと思えばドル買いから入るのですが、あまり自信が持てない。ただ、FXって24時間ずっと値が動いている。夜、寝ようと思った時もずっと。そうなると、もう気になって。5分くらいでパッと起きて、『あ、さっきより下がってるな』とか、いちいち確認しちゃう(笑)

   なるほど。TK君のトレード手法はどんな感じ?

   twitterやwebで時事ネタや経済のニュースを見ながら、仮説を立てて、ポジションを持ちます。チャンスが来るまで1、2週間くらい持ってみようかなというスタンスです

   じゃあ、チャート見てテクニカル分析でゴリゴリ取引しているとかではないんだ

   そうですね

   エントリーした時点でいつ利食いするか、損切りするかという『出口』は決めてる?

   具体的には決まっていないですね

   う~ん。それだとトレードに不安を感じるのも無理ないですね。ぼくが思うに、TK君もハマチ君もポジションを持つ際は『出口』を必ず決めておいたほうがいいと思います。買いで入るのであれば、〇円上がったら利益確定の指値、〇円下がったら損失確定の逆指値をしっかり入れる。そのほうが戦略を立てやすいですよ。

   その指値と逆指値を、いくらに設定するかを決めるのに迷ってしまって......

   そこは、ある程度テクニカル分析を勉強しないとしんどいですね。でも、そもそもエントリーする際には何らかの理由があるはずです。トレンドを見て、大きな動きがありそうだから、というのであれば、まずどの価格でポジションを持つのかを考えると思うけど、「その時点でここまでは上がるだろう」というポイントで利食いの指値、「ここまで下がったらトレンドが変わりそうだな」というポイントで損切りの逆指値を、イメージでもいいので入れてみるのもいいかも。エントリーしたら必ず『出口』もセットで考える。そこが大事かな

   FXって、スキャルピングやデイトレードのように、短期で勝負をするものだと思うのですが、自分は株式投資をやっているので、FXを長期投資に重ねてしまうところがあるようです。たとえば米ドル/円などは長期的に右肩上がりを予想できるものではないので、値幅の中でいかに利益を取るのかが難しく感じられます

   そもそもFXで長期投資は可能なんですか?

   TK君やハマチ君には、FXは短期で取引するイメージがあるようだけど、長期投資も十分可能です。ぼくは23歳からFXをはじめたんだけど、最初は短期売買が中心で、成果はあまり上がらなかった。でも、長期のチャートを見ているうちに、為替相場って一定の値幅を行ったり来たりしているだけということに気づいたんです。その値幅の中で下がりすぎたものは上がるし、上がりすぎたものは下がるという、超シンプルな考え方で取引しています。

   たとえば1月3日にみんなが『アップルショック』と騒いだ為替相場の動きも、ぼくにとってはチャンスでしかないという感覚。あの時、1ドル109円から104円台まで売られたけど、長期的に見れば全然大したことではないんですよ。2018年にも1ドル105円くらいまで米ドルが下がっているので、それと同じ水準まで行っただけ。まったく不自然な動きではないし、ぼくの中では『暴落』とは言わないレベルです。

   つまり、それは見ている時間軸の違い、チャートの違いですね。だから長期でも、短期でも、そのレンジ内に収まるのであれば、値動きの中心より下は買っておけばよい、上は売っておけばよいというやり方が通用すると思うんです

トレードに感情は「邪魔」!

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   國學院大学は絶好調ですよね。1月の第1週に、1万円超の利益をたたき出したときは、ビックリしました。いったい、どんなふうに取引しているのですか

   基本はチャート分析です。その日その日に、こまめに時間で決済しちゃうような。トレードするときだけ、チャートを見ながらやって、それでおしまい。たとえば、1月2日から始まった為替の下落(円高ドル安)相場では『ドル売り』で入って、こまめに追加でどんどん『売り』を入れていって、1月4日にはすべて利確(利益確定)しちゃう。そんな感じです

   すごく簡単に聞こえますね

   スゴイですね。もしかしたら、トレーダーに向いているのかもしれない

   どのあたりが『スゴイ』のでしょうか?

   大きな下落局面で波に乗るって、単純なようで難しい。あの時に米ドルの『売り』を何本も仕掛けていけば、どんどん利益を出せるんですけど、やはり下がり過ぎれば、どこかのタイミングで反発するので、その恐怖と戦いながら利益をとっていくというところがスゴイと思います

   そのとき、ぼくも『ドル売り』で入りました。だけど、怖くてすぐに決済しちゃいました

   結果的には『ドル売り』で、ずっと保有しておけばよかったんだけどね。でも、それを言うのは簡単ですが、なかなかできないんですよ(笑)

   ぼくは失敗体験というか、チャートが気になって見ていたけれど、取引せずにいて、その後にチャートが自分の予想どおりに動いてしまったときは後悔します。実際に負けたわけでもないのにすごく悔しい(笑)

   ある、ある。気持ちのコントロールができないっていうか。為替相場がすごく気になっちゃう。でも、動くに動けない。そういう場合は、どういうふうに解決すればいいんでしょう

   たしかに、儲けたいという欲求や損したくないという恐怖など、FXは感情に左右されます。負けている時などは、取り返そうと焦って、つい無理をしてしまう。それがまたプレッシャーになるんでしょうね。10年以上FXをやっているぼくも、気持ちのコントロールは難しいです。『買い』のポジションを持つと早めに決済して利益を取りたいと思うし、反対に下がると、どこまで下がるんだろう、やっぱりこのエントリーは間違っていたと自分を疑うようなことになって、迷って結果的に損切りできなくて。だから、ぼくはトレードに感情は邪魔だなと思ってしまいますね。感情は、トレードにおいて悪いほうには働いても、良いほうには働かない。だから、ぼくは感情にとらわれないよう、相場を見るのは断念したんです(笑)

なにもしなくてもコツコツ売買 「トラリピ®」のスゴさ

   なるほど。それで感情に左右されずに設定した値幅内であれば自動で売買できる、リピート注文機能を使ったFXを行うようになったんですね。あっきんさんは、マネースクエアが提供するリピート注文ツール『トラリピ®』のスペシャリストということで、めちゃめちゃ稼いでいるとお聞きしています

   めちゃめちゃ稼いでいるかどうかはわかりませんが(笑)コツコツと利益を積み重ねていけるのが気に入っています。為替相場は、長期的に見れば一定の値幅の中で上がり下がりしているだけですから、単純に一番小さい注文単位、1000通貨の注文を単純に等間隔に設定しておけばいいんじゃないか、と考えました。長期チャートでみた平均値より安いゾーンでは買い注文を並べて、平均値より高いゾーンでは売り注文を並べておきます。下落局面ではコツコツ買っていくので、含み損は増えますが、反発すればどんどん利食いできます。反対に上昇局面では、コツコツ売っていき、相場が下がってきたら利食いします。為替は一定のレンジの中で動くという前提なので、含み損が怖くなくなるんです。

   ぼくはこういった取引方法を13年くらいやっていて、大量の指値を手動で入れなければなりませんでした。最初の頃はひと苦労でしたが、『トラリピ』を使うようになり、とても楽になりました。トラリピなら『1ドル100円から75円の間に50銭刻みで50本の買い注文を並べる』といった作業を一括で簡単に注文できます。何より、一度注文を入れれば、あとは放っておいても設定どおり勝手に売買してくれるので、チャンスを取りこぼすこともありません

   一度注文が成立して利食いした後も、同じ注文を自動で再設定してくれるんですか?

   そうですよ。リピートして、また新規注文と決済注文を入れてくれる。そこが便利でいいかな、と。ぼくみたいに長期のチャートで取引していると、煩わしいことはないですね

   あっきんさんの手法は、自動売買といっても、あくまで自分で通貨や数量、値動きなどの売買のポイントを決められる点がかなり魅力的ですね。戦略を決めたら、あとは任せる、というやり方が自分の性格に合うように感じます

   ぼくたちだったら、日中は大学で授業がありますし、会社員だったらオフィスで働いていますから、そんなときにも設定した注文を自動で売買してくれるっていうのは時間的にも、気持ち的にも楽ですね

   たとえば、一晩に為替が大きく上下して、設定した新規注文と決済注文の価格を何回も往復した場合は、その分の利益もとれるんですか?

   ええ。設定した範囲内であれば自動的に売買をリピートしてくれるので、機械的に淡々と実行してくれます。これが裁量取引となると、ずっと為替相場をチェックしなければならないので眠れない(笑)自分で動かす手間が省けることが大きいですね

   さっそくFX大学対抗戦で、実践してみようかな

   いろいろと勉強になりました。どうもありがとうございました

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個人投資家 あっきん
元公務員。23歳からFX投資を始める。2015年度末で県庁を早期退職。元銀行員の妻と夫婦でwebサイト・SNSを運営。運用方法はすべてブログで公開している。現在はFXの自動売買「トラリピ®」(マネースクエア) と仮想通貨をメインに投資を進める。石川県出身奈良在住、36歳。
ブログ:https://akilog.jp/
ツイッター:https://twitter.com/_akkin_nara
早稲田大学 TK
現在、投資サークルForwardに所属。投資経験は大学に入って少しかじった程度。FX取引の経験はまったくなく、このFX大学対抗戦が初めて。「早稲田」の名に恥じぬよう、学びながら積極的に取引していきたい。神奈川県出身。
明治大学 レン
経営学部2年。FX取引はデモで少しやった程度の初心者。趣味は麻雀。押し引きが投資に似ている気がする(笑)学びながら他大学の様子も見つつ、うまくやっていきたい。東京出身。
一橋大学 ハマチ
経済学部2年。趣味は、株式投資の銘柄探しとパソコンゲーム。週末は家でゆっくり過ごすのが定番。これまではファンダメンタル分析を軸にした株式投資に注力してきたが、FX投資は初挑戦。宮城県出身。
國學院大学 ネオニート
経済学部3年。趣味は散歩。昼は大学生、夜はキャバクラのボーイをしている。将来は、為替ディーラーになりたい。自分のトレードスタイルはデイトレードで、主に移動平均線によるテクニカル分析を用いている。取引する時間帯はロンドン時間からニューヨーク時間にかけて。埼玉県出身。
店頭外国為替証拠金取引に関しての注意事項 【トラリピ®に関しての注意事項】
  • トラリピ®は仕掛け方によっては多額の資金が必要となったり、設定したレンジを外れた場合、損失を被ることがあります。
【お取引に関しての注意事項】
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  • トラップリピートイフダンまたはらくらくトラリピを取り消した後に、これらの注文により成立したポジションを決済する場合
  • 東京15時ロスカットおよび自動ロスカットにより決済される場合
  • 2018年4月21日21時00分より前に設定したトラップリピートイフダンまたはらくらくトラリピにより発注されるお取引の場合
  • 当社が提示するレートには、買値と売値に差(スプレッド)があります。流動性が低くなる場合や、天変地異または戦争等による相場の急激な変動が生じた場合、スプレッドが広がることがあります。
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株式会社マネースクエア

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