2020年 4月 1日 (水)

「育休復帰したら居場所が...... 悔しい!」女性の投稿が炎上、専門家に聞いた

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「お互い様の気持ちと人としての優しさが大切」

   ――投稿者に対し、「甘い、育休明けは待ち望まれていない」という厳しい意見が多くありました。まるで、「職場の大迷惑」のような言われ方です。

川上敬太郎さん「非常に残念なことですが、そういう声が多いのは事実です。かつて政府が育休取得期間を2年まで延長することを検討していた際に、『育休期間延長についてどう思う?』と働く女性の意識を調査したことがあります。その際、賛成が54.4%と過半数でしたが、反対と答えた13.1%の中にはこんな強い拒否の意見がありました。

   『子供を産むからと1年育休とり、戻ってきたら1年もしないうちにまた育休を1年とった人がいて、私はそのフォローで苦労した』『育休の間必ず誰かに迷惑がかかっている』『そんなに休むなら退職すべき』などです。同僚が育休を取ったために業務のしわ寄せが来て、大変な思いをした人は、特に強くそう感じてしまうかもしれません。

   ただ、言葉がいき過ぎると育休取得に対して委縮する雰囲気が生まれてしまいます。社員同士が厳しい言葉を投げあったりする空気を社内に生じさせないような業務体制づくりに、会社側が取り組む必要があると考えます」

   ――投稿者が、育休中の顔つなぎのために、毎月2~3時間職場に赤ちゃんを連れてきたことも非難されています。

川上さん「2~3時間といっても、一か所ではなく色んな部署を回ったトータルだと思います。受け取り方は人それぞれでしょうが、私個人としては、育休中の社員が気軽に会社に立ち寄れる雰囲気は素敵だと思います。ぜひそういう職場が増えてほしい。しかし、会社全体で考えると、2~3時間分が仕事以外に使われたことになります。会社が育休社員の訪問を奨励している場合は別ですが、投稿者も気を使うことが肝要かと考えます」

   ――その一方で、2割ほどですが、「今の悔しさを忘れずに頑張って!」というエールの声がありました。

川上さん「いま男性の育休取得を100%にしようとする運動があります。男女問わず、育休取得は誰にでも起こりうる時代になりつつあります。育休でなくとも、介護や自分自身の病気などでしばらく職場を離れざるを得なくなることもあります。寄せられたエールには、お互い様の気持ちや、人としての優しさ、思いやりを感じて、心温まる思いがしました」
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