2019年 10月 16日 (水)

学習塾もない...... 県内で2番目に小さい村が「学力日本一」に(気になるビジネス本)

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   文部科学省が2007(平成19)年から実施している全国学力テスト(全国学力・学習状況調査)で、秋田県は開始以来ずっと、トップクラスの成績を維持して注目を集めている。なかでも、県内の市町村のなかで2番目に小さいという東成瀬村は、好結果をけん引する役割を担い「学力日本一の村」として知られるようになった。

この村で、子どもたちが高い学力を発揮する秘密をさぐってみると......。

「『学力日本一!』秋田県東成瀬村のすごい学習法」(主婦の友社編)主婦の友社
  • 秋田県東成瀬村の冬の登校風景。東成瀬村は県内でも屈指の豪雪地として知られる。
    秋田県東成瀬村の冬の登校風景。東成瀬村は県内でも屈指の豪雪地として知られる。

村内にコンビニ1軒だけ、学習塾などとんでもない

   東成瀬村があるのは秋田県南東の一角。東側は岩手県と、北側を宮城県と境を接する山間部だ。県内でも屈指の豪雪地で、村内にはコンビニは1軒あるが、スーパーや書店などはない。もちろん、学習塾もない。村の内外を結ぶ道路のほとんどは冬期には通行止めとなり、1本の国道だけが唯一のアクセスルートになるという。

   交通の便が良いとはいえない東成瀬村だが、いまでは国内外の教育関係者からは熱い視線を向けられており、年間400~600人ほどが視察などで訪れるという。成績アップのコツを授けてくれる塾などない山村が「学力日本一」を勝ち取れるような教育現場を、どのように実現しているのか確認することが目的だ。

   中学校のデータを例にみてみると、秋田県は07年と08年に続けて、国語(AB平均)で2位、数学(同)で3位、09年には国語1位、数学で2位と上位にランクイン。小学校と合わせて高い正答率は学力テストが始まって以来続いている。東成瀬村への注目が高まったのは、08年のテストの結果を受けて。当時の寺田典城(すけしろ)県知事が「中学校は東成瀬村が県で一番。小学校もいい」と述べたと地元紙が報じ、これが国外にも転電されて村への注目が国内外で高まったのだという。

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